謎の男ジェイソン澤田

「ワゴンセールで中古DVDを大量に買い込む」病気が治りません。


先日も、ちょっと足を伸ばして行ってみた仙台市郊外のショッピングセンターで、「1枚300円」「5枚以上買うと1枚150円」というセールをやっていたので、思わず10枚も買ってしまいました。そんなに見る時間あるのか、というツッコミはなしの方向で。


今回はホラー関係を中心に買い込みましたが(『エルム街の悪夢3』とか)、中にはこんなのもありました。

残酷通信~世界の目撃者~ [DVD]

残酷通信~世界の目撃者~ [DVD]

[rakuten:geoeshop:11501335:detail]
いっとき死体ビデオが流行ったことがありましたが、そのブームもとっくに過ぎた2006年から2007年に出たDVDです。もとはアメリカの映像ソフトで、その内容は、世界各地のテロや殺人、公開処刑、窃盗犯の手足を切断する肉刑などを収録していますが、第一弾らしい『残酷通信』はまだ見ごたえがあるものの、『残酷スペシャル』の方はとにかくロークオリティの一語に尽きます。画質が非常に荒く、何が映っているのかよく見えませんし、前作とカブる映像がいくつも収録されているうえにロズウェルの宇宙人死体解剖ビデオまで入っていて、脱力すること必至です。


あと、両方とも日本語の音声解説が入っているのですが、もとの英語ナレーションを訳したものではなく、ジェイソン澤田なる人がテキトーに「撃ってますねえ」「切ってますねえ」「逝っちゃってますねえ」などとくっちゃべっているだけで、やる気というものの欠片すら見ることのできない、非常にダウナーな代物です。ハッパでもキメながら観れば楽しいかもしれませんが、シラフではかなりキツいですね。


いちおうその「ジェイソン澤田」氏が監督として、オルスタックピクチャーズという会社からシリーズをいくつも出しているのですが、検索してみたらこんな仕事もしているようです。


http://ameblo.jp/gakugakuburuburukita/entry-10702535021.html
けっこういい歳のようですが、ぶっかけAVの現場で汁男優もこなすというからますます謎の人物です。


ちなみにオルスタックピクチャーズでは、『カルティキ/悪魔の人喰い生物』とか『顔のない悪魔』『最後の海底巨獣』など、菊地秀行先生の本でしか見られなかったような古いB級ホラー・怪獣映画をDVD化して売っています。ヤコペッティの『世界残酷物語』など古典モンド映画もここで出しているので、わりと身近なレーベルかもしれんですね、ぼくにとっては。


http://www.orustak.tv/


カルティキ/悪魔の人喰い生物 [DVD]

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あなたの知らない怪獣マル秘大百科 (映画秘宝COLLECTION)

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ヤコペッティの さらばアフリカ [DVD]

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