嵐が丘の総理大臣

嵐が丘 (新潮文庫)

北欧のメロディックメタルバンド、Wuthering Heightsがニューアルバムを出していました。

ザ・シャドウ・キャビネット

このバンドは、アイリッシュ調のメロディを得意としており、スピーディな中にも哀愁のある演奏に定評があります。

狂乱からの旅路 (CCCD)

前作でも、オープニングにアイリッシュ・トラッドふうのインストを入れていたのですが、これが日本人の耳にはどう聞いてもペドロ＆カプリシャスの「五番街のマリーへ」なんですね。

五番街のマリーへ

まぁこの曲がアイルランド民謡を取り入れているってことなんですけど。

しかしあれですね。

この曲、冷静になってみるとかなりおかしな歌詞ですね。

五番街へ行ったならば　マリーの家へ行き

どんな暮らししているのか　見てきてほしい

マリーという娘と　遠い昔に暮らし

悲しい思いをさせた　それだけが　気がかり

ストーカーかよ。

頼まれてる人はあれですか。工藤ちゃんかなんかですか。

探偵物語 VOL.1 [DVD]

♪ちゃらっちゃらっちゃらちゃら〜（「BAD CITY」）

マリーという女の暮らしぶりを探りに五番街へやってきたオレは、そこでまたしても誤認逮捕されることになった。

警察に目を付けられおまけに殺し屋の石橋蓮司にも狙われ、はたして工藤の運命やいかに！

次回、「五番街のマリーへ」。監督はこれ一本で終りになるだろう！

って感じですかね。

そういえば日本版「嵐が丘」も松田優作主演だ。

嵐が丘 デラックス版 [DVD]

最近の若者向けの歌は歌詞がくだらなくてケシカラン！みたいに憤っているおじさんはよく見かけますが、なぁに昔の歌だってけっこうおかしなことを歌っていたもんです。

とくにわたしのお気に入りなのが、小坂明子の「あなた」ですね。

究極のベスト! 小坂明子

この歌には、実は致命的な矛盾があります。

ほら、

もしもわたしが　家を建てたなら

小さな家を　建てたでしょう

大きな窓と　小さなドアーと

部屋には古い　暖炉があるのよ

っていうじゃないですか。

…なんで新築の家なのに暖炉が古いんだよ！

あれか。暖炉だけフランスの古城かどっかから持ってきたとかそういうあれか。

お前んちはビストロかなんかか？