Lucifera,Vampirera

ドキュメンタリー番組「映像の世紀」で、強く印象に残っているシーンがあります。
丸坊主の女性たちが、群集の中を引き回される姿。

それは、フランスがナチスドイツに占領されていた当時、ナチ将校の愛人となっていた女性たちが、解放後に見せしめとして公衆の面前で髪を刈られ、晒し者にされているシーンでした。

スピルバーグのテレビドラマ「バンド・オブ・ブラザーズ」にも同様のシーンがあったと記憶しています。

それを思い起こさせるニュースがありました。

韓国では、日本の植民地統治に協力した人物の子孫の財産を没収する法律が可決されたそうです。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20051208id26.htm

これって、どう考えても魔女狩り以外の何物でもないですね。

魔女狩り (岩波新書)

魔女狩り (岩波新書)

15世紀から17世紀にかけ、西欧キリスト教国で行われた魔女狩りでは、処刑された被告の財産は当局が没収することが認められていました。

財産没収を目的とした異端審問は「新しい錬金術」とすら称されていたそうです。

ホプキンス

ホプキンス

魔女狩り将軍と呼ばれたイングランドのマシュー・ホプキンスは、容疑者を縛り付けて水に放り込み、沈めば無罪(ただし溺死)浮かべば有罪(絞首刑)というムチャクチャな裁判をしていたと伝えられます。

また、魔女の体には悪魔のマークがあり、そこには針を刺しても痛みを感じないとされています。
そこで、針が柄の中に引っ込むインチキ判定具を用いて、魔女認定→財産没収という流れで荒稼ぎをしてたそうです。


ホプキンスは、このインチキを暴露されたために失脚して隠遁しましたが、最後には自らが水の裁判にかけられて溺死したという伝説も伝わっています。


はたして、韓国にはどれだけのホプキンスが生まれることになるんでしょうか。




さてさて。



このニュースについてブログで触れている方々を見ると、なぜか嬉しそうな印象を受ける人が少なくありません。

韓国をいくらバカにしたからといっても、それが日本は素晴らしい国だということの証明にはまったくならないということがわからないわけじゃないでしょうにねぇ。


他国の国内法を云々するのは、あんたがたが何より嫌いな内政干渉でしょ。