地球が静止した日、キアヌ・リーブスは病気だった

再来週から、キアヌ・リーブス主演のSF映画地球が静止する日』が公開されますね。


映画「地球が静止する日」オフィシャルサイト


この映画といえばご存知のとおり、1951年のロバート・ワイズ監督作品『地球の静止する日』のリメイクなわけですが。


原題は同じ”The Day the Earth stood still”なのに、51年版は「の」で08年版は「が」、という違いが生まれるのはなぜなんでしょうね。


ジョン・カーペンター監督の1982年作品『遊星からの物体X』は、1951年の『遊星よりの物体X』のリメイクでしたが。
遊星よりの物体X [DVD]

遊星よりの物体X [DVD]

これも、「より」が「から」に変わるという、理由のよくわからない変更点があったものでした。原題は、51年版は”The Thing From Another World”、82年版はシンプルに”The Thing”です。


リメイクされると邦題が変わる映画はよくありますが、たいていは味も素っ気も無い原題のカタカナ化なので(『スパイ大作戦』が『ミッション:インポッシブル』になったり、『華麗なる賭け』が『トーマス・クラウン・アフェアー』になったり)、こういうてにをはの微妙な変化ってのはわりと珍しいですね。


そういえば、ぼくなんかの世代だと、『地球の静止する日』というと、実際の作品より『ロッキー・ホラー・ショー』のオープニング”Science Fiction/Double Feature”で「地球の静止した日、マイケル・レニーは病気だった」と歌ってたのを思い浮かべる人が多いかもしれません。



この動画は、リチャード・オブライエンの当初の構想どおり、歌詞に登場する往年のSF映画の映像を散りばめたもの。


地球の静止する日』『フラッシュ・ゴードン』『透明人間』『キング・コング』『それは外宇宙からやって来た』『タランチュラの襲撃』『人類SOS!(トリフィドの日)』『地球最後の日』などがフィーチュアされていますが、考えてみればほとんどがリメイクされてますね。

フラッシュ・ゴードン [DVD]

フラッシュ・ゴードン [DVD]

スパイダー・パニック [DVD]

スパイダー・パニック [DVD]

デイ・オブ・ザ・トリフィド [DVD]

デイ・オブ・ザ・トリフィド [DVD]

妖星ゴラス [DVD]

妖星ゴラス [DVD]

最後のはちょっと違います。2010年には、『地球最後の日』もスティーヴン・ソマーズ監督で正式にリメイクされるそうですけどね。


ロッキー・ホラー・ショー』もテレビ映画としてリメイクされるという話がありましたが、この辺でフィーチュアされる映画もリメイク版で揃えたら面白いかも…いや、それはないな。