右や左の旦那様

わたしの師匠である(と勝手に思っている)
町山智浩さんの日記で、おたくで右翼の人について書かれていました。

おたくの本 (別冊宝島 104)

おたくの本 (別冊宝島 104)

この本で、岩上安身さんが書かれていた文章はとても印象深かったです。
お亡くなりになってたんですね、Bさん(町山さんの文中ではFさん)。


なんか、おたく系の人って全体的に右寄りな人が多いような気がするのはわたしだけでしょうか。
わたしなんかは町山さんの影響もあってリベラル側(左側といってもいいです)に傾いている人間なので、趣味が同じ人たちの中に入っていてもなんか違和感を感じることがちょくちょくあります。


でも、そんなことは気にする必要はないですね。
岩上さんの文章中にも、
「いいじゃないの、極左アナーキストとインチキ坊主と日教組と右翼が一緒にプロレス見て楽しんだって」
というBさんの言葉があります。


趣味を思想よりも上位の概念とする、というのが古いタイプのおたくの持っていた特質の一つなんじゃないでしょうか。


・・・まぁ、左翼系のおたくってのも結構いますけどね。
以前どこかで読んだんですが、岡田斗司夫さんが「愛国戦隊大日本」を作ったとき、共産圏SFファンダムから「右翼的だ!」と批判されたそうです。岡田さんは、本物の右翼から「バカにしてんのか!」と抗議されると思っていたのが、左翼から本気で抗議されたので驚いたそうな。


まぁ何事においても洒落のわかんねぇ奴は粋でも乙でもねぇでげす。

志ん生古典落語〈1〉火焔太鼓

志ん生古典落語〈1〉火焔太鼓

と、「タイガー&ドラゴン」を観ながら言ってみる。