西手新九郎に気をつけろ!

二宮ひかる先生の「ラブレター」という短編があります。

復讐のように (ジェッツコミックス)

復讐のように (ジェッツコミックス)

この作品では、女の子が彼氏とドライブしていて「昔から探してる、タイトルがわかんない曲があるんだけど・・・」と言っていると、その曲がラジオから流れてくるという場面がありました。
その曲が、ポリスの「見つめていたい」だったというのは洒落てますね。
シンクロニシティー

シンクロニシティー

このアルバムに収録されていた曲だったわけで。

シンクロニシティの実体験

以前、怪我人の付き添いで急患センターに行ったときのことです。

自分はなんともないので手持ち無沙汰で、待合室で古い雑誌を読んでいました。
たしか「週刊文春」で、小林信彦さんのコラムが載ってたと思います。
三宅裕司伊東四朗の葬儀屋コントについて書いてありました。

伊東四朗がホトケで、三宅裕司が葬儀屋。葬儀屋がホトケをぞんざいに扱って、最後に三宅氏が「アカシヤの雨にうたれて〜♪」と歌うと、伊東氏のホトケが「このまま死んでしまいたい♪」と続けるというオチ。


・・・うわぁ、コレ観てぇ。
と思っていると、待合室のテレビではNHKの演芸番組。
出演しているのは、まさに三宅裕司伊東四朗

シンクロニシティ」という言葉はユングによって提唱されたものですが、神秘的というよりは「世の中にはそんなこともあるのかぁ」程度に受け取っておいた方が健全でしょうね。

R・L・リプレーの「信じようと信じまいと」シリーズを読むとこういう話は腐るほど見つかります。
生まれてすぐに別々の家に養子に出された双子が、全く同じような人生を送ったとかいう話はよく「アンビリバボー」かなんかでもやりますね。

ガラダマ天国―唐沢商会提供

ガラダマ天国―唐沢商会提供

わたしの師匠である(と勝手に思っている)唐沢俊一さんは、この本の中で「西手新九郎」と名づけています。コイツには注意が必要ですね。
脳天気教養図鑑 (幻冬舎文庫)

脳天気教養図鑑 (幻冬舎文庫)

こちらの本では、「高い金を出して買った本が、次の日に行き着けの古本屋の100円均一の棚で見つかる」という新九郎ワークスが紹介されてます。これは、わたしもよく経験しますが唐沢さんクラスの大物でもやはりそういうことがあるんですね。ちょっと安心します。



っていうか、そもそも普通は毎日行くところじゃないんですけどね、古本屋ってのは。