痴漢は死ね
伊坂幸太郎の『ゴールデンスランバー』では、主人公と父の絆を示す符合として、かつて書道のお題にした「痴漢は死ね」という言葉が使われていました。
- 作者: 伊坂幸太郎
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- メディア: DVD
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で、この言葉が実践される漫画を読みました。
- 作者: リボルバー,(原作)アトリエかぐや TEAM HEARTBEAT
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
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- メディア: コミック
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最終的には、痴漢だけが乗る幻の列車「最終痴漢電車」に集った痴漢たちが、痴漢を粛清する特別警察に殺戮されるという味わい深い展開もあるのでした。『ゴールデンスランバー』のお父さんが喜びそうです。
いまや日本を代表する映画監督のひとりである滝田洋二郎も、若いころは痴漢電車もののピンク映画で人気を博したものです。
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『GOD FINGER 迅』も、痴漢電車という枠組みだけを残したバトル漫画になっていますが、「電車内で痴漢をする」というコンセプトさえあれば、エンターテインメント要素を何でもぶちこめる、意外に自由度が高いジャンルなのかもしれません。
「痴漢電車は日本エンタメの裏王道」という説を提唱したい欲求に駆られますが、ポリティカル・コレクトネスの観点からいうとさすがにためらわれるなぁ。オレにも家族がいるんです。