ヒロシマ・アベンジャーズ

この世界の片隅に 劇場アニメ絵コンテ集

この世界の片隅に 劇場アニメ絵コンテ集


映画『この世界の片隅に』であんまり感動したので、近藤ようこの漫画版『五色の舟』を読み直してまた泣いております。

こちらも同じ時代の同じ広島県を舞台にして、同じように絵を描くことが好きな主人公が出ていて、同じように主人公が世界をどう捉えるかというテーマが描かれており、ある意味でコインの裏表のような作品といえるでしょう。併せて読むとまた味わいがひとしおです。



あと、すずの実家がある広島市の江波という場所は、ゲンと隆太がババアをクソつぼに落としたところであり、政二さんが苦しんでいたところでもあるわけで、こちらも画家だった政二さんが、やはり手が不自由になって絵筆が持てなくなったことを思うと、やはりこちらも味わいが増すというものであります。



また、『この世界の片隅に』終盤では、終戦直後の呉のヤミ市が出てきますが、あの場にはきっと、復員兵姿の広能昌三もいたのだろうと思うと、また味わいが増すというものです。

<東映オールスターキャンペーン>仁義なき戦い [DVD]

<東映オールスターキャンペーン>仁義なき戦い [DVD]



ただいま公開中の、小松菜奈主演『溺れるナイフ』には、原作者が仁義ファンのため「大友勝利」という人物が登場していますが、こちらも広い意味で広島アベンジャーズの一員といえるでありましょう。

(初代大友勝利:千葉真一



(二代目大友勝利:宍戸錠



(三代目大友勝利:重岡大毅

(漫画版)