今月の告知(再掲)

そろそろ日程が近づいてきたので、再度の告知をここで。

せんだい文学塾

  • 10月15日(土)16時開場、16時30分〜18時30分開講

※通常月より1週間早めの開講となります

熊谷達也(くまがい・たつや)氏

 1958年宮城県出身東京電機大学理工学部卒業。仙台市在住。

 関東で中学校の数学教師を8年つとめた後、宮城県に帰って保険代理店業のかたわら執筆を開始。

 1997年に『ウエンカムイの爪』で小説すばる新人賞を受賞し、小説家としてデビュー。

 2000年には『漂泊の牙』で第19回新田次郎文学賞を受賞。2004年には、『邂逅の森』(『相克の森』『氷結の森』と並ぶマタギ三部作の第二部)で、第17回山本周五郎賞と第131回直木賞を、史上初めてのダブル受賞。

荒蝦夷』『光降る丘』『烈風のレクイエム』など東北・北海道の風土に根ざした作風で知られ、『七夕しぐれ』『いつかX橋で』など、仙台を舞台にした作品も多い。

 また、オートバイ愛好家としても有名であり、自らロックバンド「K'z」を率いてギターを演奏するなど、幅広く活動している。

 東日本大震災以降は、『リアスの子』『微睡みの海』など「仙河海市」を舞台にしたシリーズを発表しており、2016年は、3月に『希望の海 仙河海市叙景』、8月に『揺らぐ街』を続けて刊行している。

揺らぐ街

揺らぐ街

  • 講座テーマ:「仙河海サーガがめざすもの」
  • 会場:仙台文学館仙台市青葉区北根2丁目7−1)http://www.sendai-lit.jp/
  • 定員:90名(先着順、定員に達ししだいしめきり)
  • 受講料:一般2000円、学生1000円、高校生以下無料
  • お申し込み/お問合せ:せんだい文学塾運営委員会 sendaibungakujuku@gmail.com TEL080-6013-5008

山形小説家(ライター)講座

志水辰夫(しみず・たつお)氏

1936年、高知県生れ。1981年、『飢えて狼』でデビュー。1986年『背いて故郷』で日本推理作家協会賞を、1990年『行きずりの街』で、日本冒険小説協会大賞を受賞する。1994年『いまひとたびの』で日本冒険小説協会大賞短編部門大賞を、2001年『きのうの空』で、柴田錬三郎賞を受賞。


国産冒険小説ブームを牽引した代表的作家のひとりであり、近年は時代小説を中心に執筆している。

疾れ、新蔵 (文芸書)

疾れ、新蔵 (文芸書)

この講座について

  • 文芸評論家の池上冬樹先生が、アドバイザーとしてご指導されています。仙台と山形で運営母体は異なりますが、進行や雰囲気はほぼ共通しています。
  • ゲストとして、大手出版社の編集者が参加することもあります。
  • 「山形小説家(ライター)講座」からは、「このミス大賞」出身作家の深町秋生さん、大藪春彦賞作家の柚月裕子さん、日経小説大賞を受賞された紺野仲右ヱ門さん、怪談作家として各所で暗躍中の黒木あるじさん、小説現代長編新人賞でデビューし、男性的で骨太な小説が好評な吉村龍一さん、徳間書店より『谷中ゲリラアーチスト』を刊行されデビューした織田啓一郎さんを輩出しています。
  • 「せんだい文学塾」の受講生からも、各種の文学新人賞で最終候補まで残った方が出ています。
  • 受講生から提出されたテキスト(短篇小説、エッセイなど)を教材として採用しております。一流の作家や評論家に自作を読んでもらえる、めったにない機会です。 創作をされる方は、いちど提出してみては。
  • プロ作家志望の方から、読書の楽しみを深めたい方や、ベストセラー作家の人となりに興味のある方まで、どなたでも気軽に参加できます。すでに本を出されている方も歓迎します。
  • 講座の進行としては、まず受講生にテキストを読んでの感想・作者への質問などを求めます。ついで作者による解説、それから講師による講評という流れで進めます。無言で参加することもできますが、なるべく発言したほうがより楽しめます。
  • 講座終了後には、講師の先生を交えての懇親会も開催します(会費は4000〜5000円ていど)。こちらへも参加されると、より深く楽しめます。
  • 近郊にお住まいで文芸に興味のある方、土日に東北へ旅行される方、ついでにワッシュ手作りのお菓子に興味がおありの方は、どうぞご参加ください。