11月の告知
では、今月の「せんだい文学塾」と「小説家になろう講座」の告知です。
◆角田光代(かくた・みつよ)先生
1990年に『幸福な遊戯」で第9回海燕文学新人賞を受賞してデビュー、芥川賞に三度ノミネートされる。
1996年には『まどろむ夜のUFO』で第18回野間文芸新人賞、1997年に『ぼくはきみのおにいさん』で第13回坪田譲治文学賞、2005年には『対岸の彼女』で第132回直木賞を受賞。2006年には『ロック母』で川端康成文学賞、2007年には『八日目の蝉』で第2回中央公論文芸賞、2011年には『ツリーハウス』で第22回伊藤整文学賞を受賞している。2012年には『紙の月』で柴田錬三郎賞、『かなたの子』で泉鏡花文学賞を受賞した。2014年にも『私のなかの彼女』で第2回河合隼雄物語賞を受賞している。
純文学とエンターテインメントの双方で高く評価され、また『キッドナップ・ツアー』などの児童文学や、絵本の翻訳も手がけている。
文学賞の選考委員も多数つとめる、現代の文壇を代表する作家の一人である。
- 作者: 角田光代
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2015/10/09
- メディア: 文庫
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◆井上荒野(いのうえ・あれの)先生
東京生まれ。小説家、井上光晴の長女。成蹊大学文学部卒。1989年、『わたしのヌレエフ』で第1回フェミナ賞を受賞。創作のかたわら、児童文学の翻訳家としても活躍する。
2003年、『潤一』(新潮文庫)で第11回島清恋愛文学賞、08年『切羽(きりは)へ』(新潮文庫)で第139回直木賞、2011年には『そこへ行くな』(集英社)で第6回中央公論文芸賞を受賞する。
その他、『あなたにだけわかること』(講談社)、『ほろびぬ姫』(新潮社)、『悪い恋人』(朝日新聞出版)、『リストランテアモーレ』(角川春樹事務所)など、著作多数。
2011年には、短篇「帰れない猫」(ハルキ文庫『ナナイロノコイ』所収)が韓国で映画化され、日本でも『愛してる、愛してない』の題で公開された。2013年には『つやのよる』(新潮文庫)も行定勲監督、阿部寛主演により『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』の題名で映画化されている。
- 作者: 井上荒野
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
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- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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せんだい文学塾
- 11月21日(土)16時開場、16時30分〜18時30分開講予定
- 会場:会場:仙台文学館(仙台市青葉区北根2丁目7−1)http://www.sendai-lit.jp/
- テーマ:「二人の小説流儀はこんなに違う」
- 定員:90名
- 受講料:一般2000円、学生1000円、高校生以下無料
- お申し込み/お問い合わせ:せんだい文学塾運営委員会 sendaibungakujuku@gmail.com お電話は080-6013-5008
小説家になろう講座
- 11月22日(日)13時30分開講、14時〜16時開講
- 会場:遊学館(山形市緑町1-2-36) 3F研修室 http://www.gakushubunka.jp/yugakukan/
- 受講料:一般1500円、学生半額、高校生以下無料
- お申し込み/お問合せ:小説家になろう講座 事務局 sakka.naro@r7.dion.ne.jp
この講座について
- 文芸評論家の池上冬樹先生が、アドバイザーとしてご指導されています。仙台と山形で運営母体は異なりますが、雰囲気や内容はほぼ共通しています。
- ゲストとして、大手出版社の編集者が参加することもあります。
- 「小説家になろう講座」からは、「このミス大賞」出身作家の深町秋生さん、大藪春彦賞作家の柚月裕子さん、日経小説大賞を受賞された紺野仲右ヱ門さん、怪談作家として各所で--暗躍中の黒木あるじさん、小説現代長編新人賞でデビューし、男性的で骨太な小説が好評な吉村龍一さん、徳間書店より『谷中ゲリラアーチスト』を刊行されデビューした織田啓一郎さんを輩出しています。
- 「せんだい文学塾」の受講生からも、各種の文学新人賞で最終候補まで残った方が出ています。
- 受講生から提出されたテキスト(短篇小説、エッセイなど)を教材として採用しております。一流の作家や評論家に自作を読んでもらえる、めったにない機会です。 創作をされる方は、いちど提出してみては。
- プロ作家志望の方から、読書の楽しみを深めたい方や、ベストセラー作家の人となりに興味のある方まで、どなたでも気軽に参加できます。
- 講座の進行としては、まず受講生にテキストを読んでの感想・作者への質問などを求めます。ついで作者による解説、それから講師による講評という流れで進めます。無言で参加することもできますが、なるべく発言したほうがより楽しめます。
- 講座終了後には、講師の先生を交えての懇親会も開催します(会費は4000〜5000円ていど)。こちらへも参加されると、より深く楽しめます。
- 近郊にお住まいで文芸に興味のある方、土日に東北へ旅行される方、ついでにワッシュ手作りのお菓子に興味がおありの方は、どうぞご参加ください。