ルックス・ザット・キル

インターネッツの海を漂う女は全員ネカマだ、なんて言われていた時代もはや遠くなり(どこの世界の話だ)、近年では女性の側から性差別的な構造について異議を申し立てることも多くみられるようになりました。それに対して反発する男たちが「ネトフェミ」だの「ツイフェミ」だのひどいときには「フェミナチ」だのと騒ぐのも、もはや恒例行事になった感がありますが、ここ数日のホットな話題といえばこちら。


Love Piece Club - 女子中高生に固執する成人男性たち / 田房永子 Love Piece Club - 女子中高生に固執する成人男性たち / 田房永子
『母がしんどい』などで知られる漫画家の田房永子氏が、ツイッターに「街で見かけた女子中学生」のイラストを挙げている男性のキモさと、「見る」ことの暴力性について論じた記事です。

母がしんどい

母がしんどい

んでまあ、この記事に対して「ただ見るのと性犯罪は違う」というような反発もありますけど、でもたとえばテッド・バンディとかウィリアム・ハイレンズみたいなシリアルキラーだって、最初は「のぞき」から始まって、その性向をエスカレートさせていったんですよね。もちろん、ただ見るだけで犯罪に直結するわけではないけど、互いに延長線上にあるものだということは否定できないです。
視線は人を殺すか―小説論11講 (MINERVA歴史・文化ライブラリー)

視線は人を殺すか―小説論11講 (MINERVA歴史・文化ライブラリー)



そして、この記事ではアカウント名を出してないんですけど、どうやら本人が反応していまして。



この人の、女子中高生観察ツイートまとめがこちら。


壱河ふぇーす氏 JK観察旅行記まとめ - Togetterまとめ 壱河ふぇーす氏 JK観察旅行記まとめ - Togetterまとめ
まぁ、「街で見かけた制服の少女」自体は森伸之あたりが昔から書いてるようなモチーフではあるんですけど、絵柄がオタク臭すぎるのと、キャプションに現れている本人の行動がキモすぎるので炎上はやむなしというところでしょう。



で、この絵描きの人を、さらに遡っていくとこんな事案にぶち当たるんですね。



祝日なので旭日旗を買ってデモ隊に突撃したら仕事を首になってしまった顛末 - Togetterまとめ 祝日なので旭日旗を買ってデモ隊に突撃したら仕事を首になってしまった顛末 - Togetterまとめ


ただの厄介ネトウヨじゃねえか!


表現の自由とは何か、自らの暴力性にどこまで自覚的であるべきか、そんな真面目なテーマを考えて損したわ!

※教訓

厄介なやつは何をやっても厄介