10月の告知

それでは、今月の小説家講座の告知を。

せんだい文学塾

 1943年東京都生まれ。中央大学法学部卒。大手広告代理店に勤務しながら執筆を開始し、1980年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。1987年『カディスの赤い星』で直木賞日本推理作家協会賞日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞した。

 2014年に第17回日本ミステリー文学大賞を受賞、2015年に『平蔵狩り』で吉川英治文学賞を受賞するなど、デビューから30年以上を第一線で活躍し続けている。

 国産冒険小説ブームを牽引した中心的作家であり、主な作品に『牙をむく都会』『燃える地の果てに』『鎖された海峡』『さまよえる脳髄』『重蔵始末』など多数。

『百舌の叫ぶ夜』『幻の翼』を代表とする百舌シリーズは、2014年にTBSとWOWOWの共同制作で『MOZU』としてドラマ化され話題となり、2015年11月には『劇場版 MOZU』として映画公開が予定されている。

 2001年から2005年まで日本推理作家協会の理事長を務めた、日本ミステリ界の重鎮であり、また、フラメンコ・ギターや将棋の愛好家としても知られる、多彩な人物である。

相棒に気をつけろ (集英社文庫)

相棒に気をつけろ (集英社文庫)

小説家になろう講座

 1963年茨城県出身。青山学院大学国際政治経済学部卒業。

 読売新聞社に勤務のかたわら小説を執筆し、2000年に野球小説『8年』(集英社文庫)で小説すばる新人賞を受賞する。

 第2作『雪虫』(中公文庫)で警察小説の分野に進出し、以後はスポーツ小説、警察小説の両ジャンルで精力的に作品を発表。

『刑事・鳴沢了』シリーズ、『警視庁失踪課』シリーズ、『アナザーフェイス』シリーズ、『捜査一課・澤村慶司』などテレビドラマ化された作品も多数。


 2012年末をもって読売新聞社を退社し、作家に専念。


 当代屈指のベストセラー作家であり、2015年10月にはちょうど100冊目の著作となる『Killers』(講談社)が刊行されるため、出版社を横断してのフェアが開催中である。

Killers(上)

Killers(上)

この講座について

  • 文芸評論家の池上冬樹先生が、アドバイザーとしてご指導されています。仙台と山形で運営母体は異なりますが、雰囲気や内容はほぼ共通しています。
  • ゲストとして、大手出版社の編集者が参加することもあります。
  • 小説家になろう講座」講座からは、「このミス大賞」出身作家の深町秋生さん、大藪春彦賞作家の柚月裕子さん、日経小説大賞を受賞された紺野仲右ヱ門さん、怪談作家として各所で暗躍中の黒木あるじさん、小説現代長編新人賞でデビューし、男性的で骨太な小説が好評な吉村龍一さん、徳間書店より『谷中ゲリラアーチスト』を刊行されデビューした織田啓一郎さんを輩出しています。
  • 「せんだい文学塾」の受講生からも、オール讀物新人賞で最終候補まで残った方や、小説現代長編新人賞で最終候補まで残った方が出ています。
  • 受講生から提出されたテキスト(短編小説、エッセイなど)を教材として採用しております。一流の作家や評論家に自作を読んでもらえる、めったにない機会です。 創作をされる方は、いちど提出してみては。
  • プロ作家志望の方から、読書の楽しみを深めたい方や、ベストセラー作家の人となりに興味のある方まで、どなたでも気軽に参加できます。
  • 講座の進行としては、まず受講生にテキストを読んでの感想・作者への質問などを求めます。ついで作者による解説、それから講師による講評という流れで進めます。無言で参加することもできますが、なるべく発言したほうがより楽しめます。
  • 講座終了後には、講師の先生を交えての懇親会も開催します(会費は4000〜5000円ていど)。こちらへも参加されると、より深く楽しめます。
  • 近郊にお住まいで文芸に興味のある方、土日に東北へ旅行される方、ついでにワッシュ手作りのお菓子に興味がおありの方は、どうぞご参加ください。