10月の告知

では10月の告知を。

せんだい文学塾

  • 日時:10月26日(土)16時開場、16時半〜18時半開講予定
  • 講師:唯川恵直木賞作家)

 石川県金沢市生まれ。短大卒業後、銀行員など10年間のOL生活を送り、1984年『海色の午後』で集英社第3回コバルト・ノベル大賞を受賞し、作家デビューする。
 数多くのジュニア小説を書きながら、徐々に一般小説にも進出し、1997年、ホラー的要素の濃い『めまい』で注目され、サスペンス小説『刹那に似てせつなく』(同)、サスペンスに満ちた恋愛小説『病む月』(98年)で絶賛される。恋愛小説の名手としての地位を確立し、2002年『肩ごしの恋人』で第126回直木賞を受賞。2008年には『愛に似たもの』で柴田錬三郎賞を受賞する。
 代表作に『ベター・ハーフ』『燃えつきるまで』『今夜誰のとなりで眠る』『100万回の言い訳』『とける、とろける』『雨心中』『ヴァニティ』『途方もなく霧は流れる』など多数。最新作は、増え続けるストーカーやDV被害の現実に切り込む、衝撃のノンストップサスペンス『手のひらの砂漠』(集英社)。
 日経中編小説賞、R−18文学賞さくらん文学賞などの選考委員を経て、現在、山本周五郎賞、ちよだ文学賞の各選考委員をつとめる。

手のひらの砂漠

手のひらの砂漠

小説家になろう講座

 岩手県出身。現在は山形県在住。
 本「小説家になろう講座」を受講したことがきっかけで、小説を書き始める。
 2008年、『臨床真理』で第7回「このミステリーがすごい! 大賞」を受賞してデビュー。
 2010年の第2作『最後の証人』で元検事の佐方貞人を主人公としたシリーズを開始し、各方面で激賞される。
 佐方の検事時代を描いた『検事の本懐』で2012年に山本周五郎賞候補となり、2013年には大藪春彦賞を受賞した。
 最新作は、佐方シリーズ第3段『検事の死命』(宝島社)。地元では新刊発売のたびにサイン会も開催される、山形の誇る人気作家の一人である。

検事の死命 (「このミス」大賞シリーズ)

検事の死命 (「このミス」大賞シリーズ)

    • 茶木則雄

 1957年、広島県生まれ。青山学院大学中退。
 ミステリー専門書店「ブックス深夜プラス1」店長を経てフリーに。新聞、雑誌などで幅広く執筆活動を続け、一時書店業界に復帰するも、現在はフリーの立場で出版プロデュース等を手がける。著書にエッセイ集『帰りたくない!』(光文社知恵の森文庫)。

帰りたくない! 神楽坂下書店員フーテン日記 (知恵の森文庫)

帰りたくない! 神楽坂下書店員フーテン日記 (知恵の森文庫)

この講座について

  • 文芸評論家の池上冬樹先生が、コーディネーターを務められます。仙台と山形で運営母体は異なりますが、雰囲気や内容はほぼ共通しています。
  • ゲストとして、大手出版社の編集者が参加することもあります。
  • 小説家になろう講座」講座からは、「このミス大賞」出身作家の深町秋生さん、大藪春彦賞作家の柚月裕子さん、刑務官の経歴を活かした女子刑務所小説を刊行されている壇上志保さん、怪談作家として各所で暗躍中の黒木あるじさん、小説現代長編新人賞でデビューし、第2作、第3作も続けて刊行されている吉村龍一さん、徳間書店より『谷中ゲリラアーチスト』を刊行されデビューした織田啓一郎さんを輩出しています。
  • 「せんだい文学塾」の受講生からも、オール讀物新人賞で最終候補まで残った方や、小説現代長編新人賞で最終候補まで残った方が出ています。
  • 受講生から提出されたテキスト(短編小説、エッセイなど)を教材として採用しております。一流の作家や評論家に自作を読んでもらえる、めったにない機会です。 創作をされる方は、いちど提出してみては。
  • プロ作家志望の方から、読書の楽しみを深めたい方や、ベストセラー作家の人となりに興味のある方まで、どなたでも気軽に参加できます。
  • 講座の進行としては、まず受講生にテキストを読んでの感想・作者への質問などを求めます。ついで作者による解説、それから講師による講評という流れで進めます。無言で参加することもできますが、なるべく発言したほうがより楽しめます。
  • 講座終了後には、講師の先生を交えての懇親会も開催します(会費は4000〜5000円ていど)。こちらへも参加されると、より深く楽しめます。
  • 近郊にお住まいで文芸に興味のある方、土日に東北へ旅行される方、ついでにワッシュ手作りのお菓子に興味がおありの方は、どうぞご参加ください。