花の生涯

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近頃はひこにゃんでおなじみの滋賀県彦根市ですが、市長選でちょっとおかしな争点が出ているようです。


http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20130412-OYT1T00500.htm

桜田門外の変が争点?…襲撃の子孫が市長選に

14日告示の滋賀県彦根市長選(21日投開票)で、幕末に彦根藩主・井伊直弼が暗殺された桜田門外の変が異色の争点になっている。

 立候補表明した新人が、暗殺に関与した薩摩浪士一族の子孫で、現職側が立候補を批判したのが発端。他の立候補予定者や市民の間では「市政課題とは関係ない話」と冷ややかな見方も出ている。

 市長選には、4選を目指す現職獅山向洋(72)と、いずれも無所属新人の有村国知(38)、大久保貴(49)の両氏が立候補を予定している。

 問題のきっかけは、獅山氏の支持団体が「現代の『桜田門外の変』」と題して作成したビラ。有村氏の先祖が井伊暗殺に関わったことに触れ、「末裔がなぜ、よりによって彦根市長になろうとするのか。市の歴史と伝統を守る市長として容認できない」と記述。大久保氏に対しても「歴史を知らないのか。(有村氏の立候補について)見解を明らかにすべきだ」と書いている。今月上旬に市内で4万枚配布された。

 獅山氏は記者会見などで、ビラを作成、配布したことを認め、「公然の事実を指摘しただけで、市民にとって大事な情報。決して悪口を言っているのではない」と説明した。告示後も訴え続けるという。

 有村氏は、井伊暗殺後に自害した薩摩浪士・有村次左衛門の弟の子孫で、彦根市と隣接する同県愛荘町出身。8日に記者会見し、「出自は自分でコントロールできないもの。私の尊厳と人権を侵している」と批判。大久保氏も取材に「人権上の問題があり理解できない。選挙は市の将来を考えて政策を競うものだ」と語る。

(2013年4月12日12時30分 読売新聞)

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この市長は、これが通じると本気で思ったんですかね。「あいつの先祖は人殺しだ」なんて、どう考えても問題にしちゃいかんでしょ。「歴史と伝統を守る」って、そういう意味じゃないと思うんですけど。



というかそもそも、この獅山向洋市長(それにしてもすげえ名前だ)の前に彦根市長だったのが、井伊直弼のひ孫にあたる井伊直愛。9期36年も務めた「殿様市長」で有名でしたが、10選を目指した選挙で獅山に敗れて失脚しています。アンタも井伊家に仇なしてるじゃねえか!


あと、有村候補の先祖の兄である有村次佐衛門は、井伊直弼の首を取っているので暗殺の中心人物とみなされることもありますが、本当に井伊直弼を殺したのは、実は中村主水であることは必殺ファンなら誰もが知るところです。

有村は、主水に刺されてすでに絶命していた、直弼の死体から首を取っただけなので、何も問題はないと思いますね!