オムライスあれこれ
オムライスというのはたいていどう作ってもうまい。
チキンライスをオムレツで包むのが難しい、という人は薄焼き卵を載せるだけでもちゃんと形になる。最近は半熟のオムレツをチキンライスに載せ、ナイフで切り開くスタイルが流行だが、これも比較的簡単で(崩れても気にならないから)おすすめだ。ケチャップをかけるだけでは芸がない、という向きには、デミグラスソースをかけたオムハヤシがよろしかろう。この場合、ソースの具にはマッシュルームを欠かさないこと。
チキンライスの代わりに、刻みニンニクとオキアミを入れて塩・コショウと鶏がらスープの素で味をつけた焼き飯を作り、半熟のいり卵を載せ、豚ひき肉と刻みネギを炒めて紹興酒・砂糖・味噌・豆板醤・甜麺醤で味つけした肉味噌をかけた、中華風のジャージャーオムライスもおいしい。
豚コマ肉を入れた激辛のキムチチャーハンに薄焼き卵を載せ、桃屋の食べるラー油(最近は品薄状態も解消されて手に入りやすくなった)をたっぷりとぶっかけ、辛さにひいひい言いながら食べるのもまたオツなものである。
そんなオムライスではあるが、「食べられない」とアピールすることで女子力がアップするというもっぱらのウワサ。
http://youpouch.com/2011/04/26/162331/
<略>
4. レストランではオムライスを食べられない女をアピールせよ
男とレストランに入ったら、真っ先にオムライスなどの卵を使った料理を探して「あーん! 私これ食べられないんですよねぇ〜(悲)」と言いましょう。するとほぼ100パーセント「どうして? 嫌いなの?」と聞かれるので、「嫌いじゃないし食べたいけど食べられないんですっ><」と返答しましょう。ここでまた100パーセント「嫌いじゃないのにどうして食べられないの?」と聞かれるので、うつむいて3〜5秒ほど間をおいてからボソッとこう言います。「……だって、……だって、卵割ったらヒヨコが死んじゃうじゃないですかぁっ! 赤ちゃんかわいそうですぅ! まだ生まれてないのにぃぃ〜(悲)。ピヨピヨとすら鳴けないんですよ……」と身を震わせて言うのです。
その瞬間、あなたの女子力がアップします。きっと男は「なんて優しい天使のようなコなんだろう! 絶対にゲットしてやるぞ! コイツは俺の女だ!」と心のなかで誓い、あなたに惚れ込むはずです。意中の男と付き合うことになったら、そんなことは忘れて好きなだけオムライスを食べて大丈夫です。「食べられないんじゃなかったっけ?」と言われたら「大丈夫になった」とか「慣れた」、「そんなこと言ってない」と言っておけばOKです。
わはははは。これ絶対、「女子力」をバカにしながら書いてるだろ。「卵割ったらヒヨコが死んじゃうじゃないですか」というセリフも、『グラップラー刃牙』最大トーナメント一回戦で、「危なくなったらすぐタオル投げますよ」というセコンドの長州(をモデルにした人)に「バカヤローッッ! タオル投げたら汗ふけねえだろッッ!」と闘魂ビンタを返した猪木(をモデルにした人)を思わせるものがあってまことに味わい深い。
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改変ネタもいろいろ出ている。
女子力の高いオムライスネタまとめ - Togetter
みんなよく考えるものだ。
リアルに考えたら、「オムライスは嫌いじゃないし食べたいけど食べられない」と言われたら「コレステロール値が高いんだな」と判断されると思う。
「ホビロンが食べられない」アピールだったら、多少は女子力の上下に関わってくるかもしれないが。