ワッシュ流クッキング:お菓子初心者でもできる! 簡単ザッハトルテ

お正月ということで、たまには家庭用ケーキを自作してみるのもいいものです。


そこで、今日はチョコレートをたっぷり使った簡単ザッハトルテをご紹介。凝って作る場合は、スポンジを半分に切って間にガナッシュを挟んだり、アプリコットジャムを塗った上からチョコをコーティングしたりしてけっこう面倒ですが、その辺の手間を省いてかつ美味しくできるやり方を発見しました。初心者むけに、必要な道具から全部ご紹介します。この機会に揃えてみると楽しいですよ。工程もわかりやすいよう詳細に書いてあります。なお、製造過程の写真はありませんが、ご容赦ください。

用意するもの

  • 底の抜けるケーキ型(直径18cmぐらい。800円ぐらいで売っている)

  • エッグセパレーター(黄身と白身を分ける。なくてもいいがあると便利。合羽橋とかで売っている)

  • クッキングシート(リードって便利だな♪)

  • ゴムべら(100円ショップで売っている)
  • 包丁(果物ナイフでもいいが、大きめのほうが使いやすい)
  • 大きめの耐熱容器(ガラスか瀬戸物。ラーメンやうどん用のどんぶりでもよい)
  • 大きいボウル(直径30cmぐらいで、深さもあると余裕)
  • 小鉢(ご飯茶碗でもよい)
  • 金網(餅を焼いたりするのに使うやつ。100円ショップで売っている)
  • 粉ふるい用の網やザル(味噌汁を作るときに使う網お玉でよい)
  • カレー皿
  • 個人用の小皿とフォーク
  • ハサミ
  • 計量用大さじ(1杯15g)
  • オーブンレンジ(スチームクッカーとかでなくてもよい)

材料

  • ガーナミルクチョコレート(生地用、3枚)
  • 無塩バターまたは無塩マーガリン(150g)
  • 砂糖(大さじ5)
  • 卵(5個)
  • 薄力粉(大さじ5)
  • ガーナブラックチョコレート(コーティング用、3枚)

工程

  • ケーキ型の底と側面に、クッキングシートをハサミで切って敷く(底は1枚、側面は細長く切って半分ずつ2枚使う)
  • 卵を割って白身と黄身に分け、白身は大きなボウルに、黄身は小鉢に入れる(この際、カラザも取ること)
  • 無塩バターを耐熱器に入れ、電子レンジで1分ほど加熱して溶かす
  • 生地用チョコレートを割りながらバターに加え、ヘラでよく混ぜ溶かす
  • 卵黄をひとつずつ加え、ヘラでよく混ぜる
  • 薄力粉をふるいながら加え、生地を下から上にひっくり返すようによく混ぜる
  • この辺で、オーブンを170℃にセットして予熱を開始しておくとよい(説明書をよく読もう!)
  • 卵白に砂糖を三回に分けて加えながら、ハンドミキサーで泡立てて、しっかりとメレンゲにする(ボウルを傾けながら、丁寧に泡立てよう)
  • メレンゲの3分の1ほどをチョコ生地に加えて、ゴムべらでよく混ぜる
  • 生地がよく混ざったら、今度は生地のほうをメレンゲの器に加え、今度はさっくりと切るように混ぜる。泡をつぶし過ぎないように気をつけて、マーブル状ていどでよい
  • さっくり混ざった生地を、型に流し込む
  • オーブンで40分ほど焼く
  • 焼きあがったら、カレー皿の上に金網を敷き、その上に型のままのケーキを裏返しにして置き、冷ます
  • 粗熱が取れたら型から出し(底が抜けるタイプだと取りやすい)、敷き紙を丁寧にはがす
  • コーティング用チョコを耐熱器に入れ、電子レンジで1分ほど加熱して溶かす
  • まだ溶けきっていないと思うが、ゴムべらでよく混ぜて(熱い容器に押し付けるようにして練り混ぜる感じ)しっかり溶かす
  • ケーキを表返しにして、上からコーティング用チョコをかけ流し、表面をゴムべらで平らにならす(カレー皿を下に置いてあるので、こぼれてもテーブルが汚れない)
  • 涼しいところに放置し(この時期ならベランダにでも出しておくのがよろしい。冷蔵庫に入れると汚れやすいので注意)表面のチョコを固まらせる
  • よく固まったら出来上がり。

食べるときは

  • 包丁を熱湯やガス火で温め、表面のチョコを溶かしながらゆっくり切る
  • 1人ずつの皿に取り分け、電子レンジで1分ほど加熱する


ほかほかに加熱して食べるのがポイント。チョコレートがほどよく溶け、しっとりした味に仕上がります。この食べ方だと、ガナッシュを挟んだりしなくても充分に美味しくなります。本場ではもっと甘く作り、砂糖の入っていない生クリームを沿えて食べますが、ワッシュ流ならそこまでしなくてもOK。飲み物は、ケーキが熱いので、無糖の冷たい紅茶かアイスコーヒーがいいでしょう。

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お好みによって、生地にブランデーやコアントローなど洋酒を加えると、香りがよくなります。本格的に作る場合は、コーティング用チョコは、スイートチョコレートにカカオマスと砂糖と水を加え、鍋でとろみがつくまで煮詰め、火から降ろして温度を下げ、溶けた砂糖を再結晶化させる「テンパリング」という工程を経て作りますが、初心者には難しいです。


所要時間としては、準備から焼き上がりまでに1時間、冷ましに1時間、固めるのに2〜3時間みておけばいいでしょう。時間はかかりますが、ほとんどは放っておくだけなので手間はいりません。お休みの日など、ぜひ一度お試しください。