ワッシュ流クッキング:お菓子初心者でもできる! 簡単ザッハトルテ
お正月ということで、たまには家庭用ケーキを自作してみるのもいいものです。
そこで、今日はチョコレートをたっぷり使った簡単ザッハトルテをご紹介。凝って作る場合は、スポンジを半分に切って間にガナッシュを挟んだり、アプリコットジャムを塗った上からチョコをコーティングしたりしてけっこう面倒ですが、その辺の手間を省いてかつ美味しくできるやり方を発見しました。初心者むけに、必要な道具から全部ご紹介します。この機会に揃えてみると楽しいですよ。工程もわかりやすいよう詳細に書いてあります。なお、製造過程の写真はありませんが、ご容赦ください。
用意するもの
- 底の抜けるケーキ型(直径18cmぐらい。800円ぐらいで売っている)
パール金属(PEARL METAL) 日本製 デコレーション ケーキ 焼き型 18cm 底取れ式 テフロン セレクト加工 アンテノア D-3527
- 出版社/メーカー: パール金属(PEARL METAL)
- メディア: ホーム&キッチン
- 購入: 2人 クリック: 31回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
- ハンドミキサー(安いのだと1000円ぐらいで買える)
パール金属 グッドアーティ 電動 ハンドミキサー プラビーター D-1120
- 出版社/メーカー: パール金属
- メディア: ホーム&キッチン
- 購入: 4人 クリック: 9回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
- メディア: ホーム&キッチン
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- クッキングシート(リードって便利だな♪)
- 出版社/メーカー: LION
- メディア:
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- ゴムべら(100円ショップで売っている)
- 包丁(果物ナイフでもいいが、大きめのほうが使いやすい)
- 大きめの耐熱容器(ガラスか瀬戸物。ラーメンやうどん用のどんぶりでもよい)
- 大きいボウル(直径30cmぐらいで、深さもあると余裕)
- 小鉢(ご飯茶碗でもよい)
- 金網(餅を焼いたりするのに使うやつ。100円ショップで売っている)
- 粉ふるい用の網やザル(味噌汁を作るときに使う網お玉でよい)
- カレー皿
- 個人用の小皿とフォーク
- ハサミ
- 計量用大さじ(1杯15g)
- オーブンレンジ(スチームクッカーとかでなくてもよい)
材料
- ガーナミルクチョコレート(生地用、3枚)
- 無塩バターまたは無塩マーガリン(150g)
- 砂糖(大さじ5)
- 卵(5個)
- 薄力粉(大さじ5)
- ガーナブラックチョコレート(コーティング用、3枚)
工程
- ケーキ型の底と側面に、クッキングシートをハサミで切って敷く(底は1枚、側面は細長く切って半分ずつ2枚使う)
- 卵を割って白身と黄身に分け、白身は大きなボウルに、黄身は小鉢に入れる(この際、カラザも取ること)
- 無塩バターを耐熱器に入れ、電子レンジで1分ほど加熱して溶かす
- 生地用チョコレートを割りながらバターに加え、ヘラでよく混ぜ溶かす
- 卵黄をひとつずつ加え、ヘラでよく混ぜる
- 薄力粉をふるいながら加え、生地を下から上にひっくり返すようによく混ぜる
- この辺で、オーブンを170℃にセットして予熱を開始しておくとよい(説明書をよく読もう!)
- 卵白に砂糖を三回に分けて加えながら、ハンドミキサーで泡立てて、しっかりとメレンゲにする(ボウルを傾けながら、丁寧に泡立てよう)
- メレンゲの3分の1ほどをチョコ生地に加えて、ゴムべらでよく混ぜる
- 生地がよく混ざったら、今度は生地のほうをメレンゲの器に加え、今度はさっくりと切るように混ぜる。泡をつぶし過ぎないように気をつけて、マーブル状ていどでよい
- さっくり混ざった生地を、型に流し込む
- オーブンで40分ほど焼く
- 焼きあがったら、カレー皿の上に金網を敷き、その上に型のままのケーキを裏返しにして置き、冷ます
- 粗熱が取れたら型から出し(底が抜けるタイプだと取りやすい)、敷き紙を丁寧にはがす
- コーティング用チョコを耐熱器に入れ、電子レンジで1分ほど加熱して溶かす
- まだ溶けきっていないと思うが、ゴムべらでよく混ぜて(熱い容器に押し付けるようにして練り混ぜる感じ)しっかり溶かす
- ケーキを表返しにして、上からコーティング用チョコをかけ流し、表面をゴムべらで平らにならす(カレー皿を下に置いてあるので、こぼれてもテーブルが汚れない)
- 涼しいところに放置し(この時期ならベランダにでも出しておくのがよろしい。冷蔵庫に入れると汚れやすいので注意)表面のチョコを固まらせる
- よく固まったら出来上がり。
食べるときは
- 包丁を熱湯やガス火で温め、表面のチョコを溶かしながらゆっくり切る
- 1人ずつの皿に取り分け、電子レンジで1分ほど加熱する
ほかほかに加熱して食べるのがポイント。チョコレートがほどよく溶け、しっとりした味に仕上がります。この食べ方だと、ガナッシュを挟んだりしなくても充分に美味しくなります。本場ではもっと甘く作り、砂糖の入っていない生クリームを沿えて食べますが、ワッシュ流ならそこまでしなくてもOK。飲み物は、ケーキが熱いので、無糖の冷たい紅茶かアイスコーヒーがいいでしょう。
- 出版社/メーカー: キリンビバレッジ
- 発売日: 2010/06/22
- メディア: 食品&飲料
- 購入: 2人 クリック: 71回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
お好みによって、生地にブランデーやコアントローなど洋酒を加えると、香りがよくなります。本格的に作る場合は、コーティング用チョコは、スイートチョコレートにカカオマスと砂糖と水を加え、鍋でとろみがつくまで煮詰め、火から降ろして温度を下げ、溶けた砂糖を再結晶化させる「テンパリング」という工程を経て作りますが、初心者には難しいです。
所要時間としては、準備から焼き上がりまでに1時間、冷ましに1時間、固めるのに2〜3時間みておけばいいでしょう。時間はかかりますが、ほとんどは放っておくだけなので手間はいりません。お休みの日など、ぜひ一度お試しください。