ロックンローラー対ホラーマニア
さて今日は、保護責任者遺棄致死容疑で起訴された押尾学被告の初公判が開かれました。
前回の裁判は麻薬取締法違反の容疑で、そちらでは執行猶予つき有罪判決が出ていますが、今回は保護責任者遺棄致死という重い罪で、また芸能人が被告となる初の裁判員裁判ということもあって、また注目されています。
今日の公判では、お塩先生が「オレ、変態だから。自分のチンコが欲しいか」などロックンロールな発言を次々にかましていますが、これに対抗してか、検察官の方はホラーマニアな発言をかましています。
(※「田中さん」=死亡した女性)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100903/trl1009031531004-n4.htm
【押尾被告 裁判員初公判(2)】女性の中毒状態は「エクソシスト」に「呪怨」… 映画のタイトルになぞらえる検察官
《田中さんに異変が生じたのは、この後だったという》
検察官「寝ていた田中さんが突然体を起こしてあぐらをかき、誰かをにらむようにして歯を食いしばり、うなるようになりました」
《検察官は、この状態を「怒りの状態」と名付けた》
検察官「手を動かした後、急に力が抜けたようになり、笑った後、ぼーっとした状態になりました」
《これについては、それぞれ「ボクシングの状態」「笑いの状態」「無表情の状態」と名付けた》
検察官「怒りの状態から無表情の状態になるまでにかかった時間は約3分間で、田中さんはこれを2〜3回繰り返しました」
《しかし、田中さんの“奇行”はこれだけでは終わらなかった》
検察官「5時50分には、田中さんは両眼を見開き、白目がむき出しになるなど、映画『エクソシスト』に出てくる女の子のような状態になりました。これを『エクソシストの状態』と名付けます」
《「エクソシスト」は、少女に憑依(ひょうい)した悪魔と神父らの戦いを描いた、アメリカのホラー映画だ》
検察官「その後、田中さんは一点を見つめて『うーっ』と言ったりして、映画『呪怨(じゅおん)』に出てくる男の子のような状態になりました。これを『呪怨の状態』と呼びます」
《「呪怨」は、日本の人気ホラー映画で、ハリウッド版のリメイク作品も制作されている》
何者なのよこの検察官。
最初の「怒りの状態」とか「ボクシングの状態」はまだわからなくもないですが(でも、こういう造語をどんどん作ってしまうのって精神的に良くない兆候なんですけどね)「エクソシストの状態」とか「呪怨の状態」とか完全に調子に乗ってるでしょ。この検察官も尿検査ぐらいした方がいいんじゃねえの。
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一点を見つめて「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」と言うのは、母親の伽耶子の方だよ!
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ホラーマニアとしてカート・コバーンの生まれ変わりと対決するんであれば、もっと正確な知識でやってほしいですね。
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(ところで、どっかに「ドラッグをキメてたら女が死んでしまい、それをもみ消そうとする」映画ってありませんでしたっけ?)