「みちのく怪談」読者のつどい

今日は告知です。世話になっている編プロからいただいたテキストをそのまま転載いたしますので、ご覧ください。決して「手ぇ抜きやがって」と思わないでください。

〈みちのく怪談プロジェクト〉読者の集い

東北は怪談のふるさとだ!

〈東北の怪異譚〉を語り合う!
舞踏
  • 森繁哉(舞踏家/生命舞踏研究館主宰)
怪談朗読

柳田国男の名著『遠野物語』刊行100年を期してスタートした〈みちのく怪談プロジェクト〉! 文芸評論家・アンソロジスト東雅夫氏と〈荒蝦夷〉+〈東北怪談同盟〉がタッグを組んで、仙台が生んだ怪談文芸の埋もれた名作、杉村顕道『彩雨亭鬼談』と山田野理夫『東北怪談全集』の連続刊行、800字〈みちのく怪談コンテスト〉開催、各地の本屋さんでは東雅夫セレクション〈みちのく怪談ブックフェア〉を展開、この秋には東雅夫選『みちのく怪談名作選』を刊行します! この〈みちのく怪談プロジェクト〉をより楽しんでいただくべく開催する今回のイベント、「東北学」を提唱する民俗学者赤坂憲雄氏と、『遠野物語』を幻想文学として怪談文芸として読み解く東雅夫氏が、〈みちのく〉をキーワードに東北の怪異譚を語り、仙台ゆかりの杉村顕道・山田野理夫・只野真葛の作品をエフエム仙台の石垣のり子アナウンサーが朗読。合わせて山形県大蔵村〈生命舞踏研究館〉を主宰する森繁哉氏の舞踏や映像などもお楽しみいただく予定です!残暑厳しい秋の宵、ちょっとこわくて、けれどもなつかしい怪談の世界をお届けします!

日時/2010年9月25日(土)18時30分〜20時30分

会場/仙台文学館野外石舞台 ※雨天の場合は文学館内に会場を変更

住所/仙台市青葉区北根2-7-1

主催/荒蝦夷 〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡3-11-5A510 TEL&FAX 022-298-8455

共催/東北怪談同盟

協力/仙台文学館、せんだい文学塾

定員/50名

※席に限りがありますので、下記、荒蝦夷あてに、電話、ファックス、メールのいずれかの方法でお申込みください。その際、お名前と連絡のつく電話番号をお伝えください。なお、予約人数になり次第、お申込みを締切ますので、お早目にお申込みください。

入場料/上記、5冊の読者の方は、1冊につき1名まで無料で参加いただけます。いずれか1冊を当日会場へご持参ください。お持ちでない方は、事前に書店などでご購入いただくか、当日、会場にて購入ください。

赤坂憲雄『増補版 遠野/物語考』(荒蝦夷/1700円+税)
内藤正敏遠野物語の原風景』(荒蝦夷/1700円+税)
●杉村顕道『杉村顕道怪談全集 彩雨亭鬼談』(荒蝦夷/1800円+税)
●山田野理夫『東北怪談全集』(荒蝦夷/1800円+税)
東雅夫遠野物語と怪談の時代』(角川選書/1700円+税)

赤坂憲雄1953年、東京都生まれ。東京大学文学部卒。東北芸術工科大学東北文化研究センター所長。福島県立博物館館長。民俗学をベースに東北の文化や歴史を掘り起こす「東北学」を提唱、注目を集める。「東北学」の活動により、河北新報社の河北文化賞や宮沢賢治学会イーハトーブ賞などを受賞。著書『岡本太郎の見た日本』(岩波書店)によって芸術選奨文部科学大臣賞とドゥマゴ文学賞も受賞した。著書に『異人論序説』『東西/南北考』『山野河海まんだら』『いま、地域から』『東北知の鉱脈』『増補版 遠野/物語考』など多数。

東雅夫アンソロジスト・文芸評論家。1958年、神奈川県生まれ。早稲田大学文学部卒。『幻想文学』編集長を1982年の創刊から2003年の終刊まで務め、現在は怪談専門誌『幽』(メディアファクトリー)編集長。ちくま文庫版「文豪怪談傑作選」シリーズやポプラ文庫版『文豪てのひら怪談』などアンソロジストとして、あるいは『怪談文芸ハンドブック』や『江戸東京 怪談文学散歩』など評論家としての著作も数多い。オンライン書店ビーケーワンポプラ社と提携しての「てのひら怪談」ムーヴメントも展開中。最新刊は『遠野物語と怪談の時代』(角川選書)。

【森繁哉】1947年、山形県生まれ。暗黒舞踏派の土方巽と出会い、舞踏家に。東北芸術工科大学東北文化研究センター教授などを経て、現在「生命舞踏研究館」を主宰。著書に『踊る日記〈犬組〉道路劇場の記録』(新宿書房)、『東北からの思考 地域の再生、日本の再生、そして新たなる協働へ』(入沢美時共著/新泉社)など。

【石垣のり子】1974年、宮城県生まれ。宮城教育大学教育学部卒業後、エフエム仙台に入社。雑誌『仙台学』(荒蝦夷)に体験ルポを連載中。