地獄のバスターズ

うちのブログでよくやるネタのひとつに、「見たこともない萌えアニメやギャルゲーを、タイトルの響きなど断片的な知識だけでわざと勘違いする」というのがありますが、たまにガチで勘違いしていることもあるので注意が必要です。


こないだ『Angel Beats!』についてちょっと書いたんですが、それを作ったクリエイター(麻枝准とかいう人)が以前に手がけた『リトルバスターズ!』という作品(元はギャルゲー、エロゲ化やアニメ化もされている)があります。

リトルバスターズ! Converted Edition

リトルバスターズ! Converted Edition

まぁ一回も見たことないんですが、ぼくはどういうわけかこの作品を「女の子が特殊な能力を駆使して戦うバトルもの」だとずっと思い込んでおりました。


ところが、はてなキーワードとかwikipediaを読むと、ぜんぜん違います。どうやら、ぼくの中でストライクウィッチーズ』と微妙に混ざっていたらしい。

ストライクウィッチーズ -蒼空の電撃戦 新隊長 奮闘する!-(限定版)

ストライクウィッチーズ -蒼空の電撃戦 新隊長 奮闘する!-(限定版)

(こっちも一回も見たことない。「パンツじゃないから恥ずかしくないもん」という言葉の異様さだけ知っている程度)


調べてみると、『リトルバスターズ!』は、

  • 仲良しのお友達10人ぐらいで「リトルバスターズ」という軍団を結成する
  • しかし、修学旅行のバスが転落事故を起こして、2人を残して全員死亡
  • 死んだ人たちの意識が融合して、虚構の世界を作り出す
  • 生き残った2人が強く生きていけるようになるまで、事故前の日々をループし続ける

という作品だそうです。なにそれこわい。


バトルものかと思ったら心霊ものだったんですね。それ地縛霊っていわね?



バス事故にまつわる心霊もの、ということはきっと『恐怖新聞』最終回の影響を受けているに違いない。

恐怖新聞 9 (少年チャンピオン・コミックス)

恐怖新聞 9 (少年チャンピオン・コミックス)

リトルバスターズ!』では、最後は奇跡が起こってみんな助かるそうですが、きっとゲームには出てこないけど人知れず犠牲になって死んだ生徒がいて、恐怖新聞の配達人になっていることでしょう。



ちなみに、ゲーム版にはバトルもののミニゲームも収録されているそうなので、ぼくの勘違いもそんなに的外れではなかったかもしれませんです。


あと、バス事故のショックで1944年のドイツにタイムスリップした少年少女たちが、ナチスを殺して頭の皮を剥ぐ『イングロリアスリトルバスターズ』というのも考えたのですが、きっと『イングロ』公開時に同じこと考えたやつが千人ぐらいいるだろうと思うといたたまれない気持ちになりました。