ぐっちょーね!

来年夏に公開予定の、スタジオジブリの新作が発表されました。

床下の小人たち―小人の冒険シリーズ〈1〉 (岩波少年文庫)

床下の小人たち―小人の冒険シリーズ〈1〉 (岩波少年文庫)

メアリー・ノートンの小説『床下の小人たち』を原作とした、その名も『借りぐらしのアリエッティ』だそうです。


http://karigurashi.jp/


床下で暮らす小人一家の娘と、少年の出会いを描いた物語だそうです。床下に向かってシュマイザーを乱射したりはしないので、少女が復讐する話にはなりません。

って、それじゃ『床下のユダヤ人たち』だよ。



それにしても、「かりぐらし」と聞くとなにやら頽廃的というか、ローマ帝国の雰囲気を感じさせますねぇ。

カリギュラ [Blu-ray]

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第三代ローマ皇帝カリグラ(在位37−41年)は暴君として知られ、その残忍さや性的倒錯を物語るエピソードが数多く伝わっています。そのスケールの大きな変態ぶりに目をつけたボブ・グッチョーネ(「ペントハウス」発行人)は、1980年に「歴史超大作」として映画『カリギュラ』を製作します。主役のカリギュラにはマルコム・マクダウェルティベリウスにはピーター・オトゥールという豪華な配役陣で、脚本はゴア・ヴィダル、監督はティント・ブラスという一癖もふた癖もある人物ばかりがそろいました。


しかし、その実態は「ペントハウス」の雑誌的性格を反映したハードコア・ポルノで、しかもグッチョーネとのエゴのぶつかり合いによってヴィダルもブラスも降板することになり、結果として血みどろグロテスク描写ばかりが目立つ怪作として知られるシロモノが出来上がりました。


中でも、死刑囚を首だけ出して土中に埋め、巨大な芝刈り機で首をサクッと斬り落としていく場面は有名です。


『借りぐらし』の方にはグッチョーネは関わってないので、こういうオモシロ場面は望めませんけどね。