TENGU
昨日につづいて講座を受講。今日は山形で、柴田哲孝先生を講師に迎えた「小説家になろう講座」を受講してまいりました。
- 作者: 柴田哲孝
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2008/03/12
- メディア: 文庫
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でも、難しい言葉を使うのは誰にでもできることであって、本当にうまい文章を書くプロは、余計なものを削って最低限の言葉で表現するものです。
柴田先生はそのために、ノンフィクションライターのときはパソコンで書いていた原稿を、小説のときは原稿用紙に手書きしているのだそうです。
最近は、プロでも原稿を手書きしている人は少数派だといいますが、手書きだと表現がぶれることがありません。
ワープロを使うと、たとえば「できる」と入力したときに「できる」と平仮名表記するか「出来る」と漢字で書くかそのつど選択しなければなりませんが、手書きだとそういう迷いが出ることがありません。それに、キーボード入力は10本の指を使いますが、手書きだと右手の3本の指しか使わないので、より内容に力を入れられる、というんですね。
(キーボードのくだりはちょっとしたギャグでしょうけど)
手書きだと他人に読ませづらい、という場合は、いったん手書きした文章をパソコンに入力し直すとよいです。その時点でいちど推敲できますしね。
ぼくは常日頃、パソコンでしか文章を書いていませんが、いちどぐらいは手書きもしてみたくなりました。
というわけで、来月の告知を。
仙台 小説家・ライター講座
- 日時:11月21日(土)17時〜19時
- 会場:仙台文学館(仙台市青葉区北根2丁目7−1)http://www.lit.city.sendai.jp/
山形 小説家になろう講座
- 日時:11月22日(日)14時〜16時
- 会場:遊学館(山形県立図書館)(山形市緑町1丁目2−36)http://www.gakushubunka.jp/yugakukan/
- 講師:原田宗典(小説家)
- 受講料:初回の方は1000円、継続参加の場合は年度の残り回数×1000円
- 問い合わせ先:さくらんぼテレビ、TEL023-628-3911、http://www.sakuranbo.co.jp/special/narou/info.html
この二つの講座では、受講生の書いた短編小説・エッセイなどをテキストとして、講評を加えるというスタイルをとっています。
参加希望の方は、一線で活躍されているプロに自分の文章を読んでもらえる貴重な機会です。ぜひ提出を。