更衣(ころもがえ)

山口貴由の『シグルイ』13巻と、八神健の『どきどき魔女神判2』2巻を読みました。

シグルイ 13 (チャンピオンREDコミックス)

シグルイ 13 (チャンピオンREDコミックス)

どきどき魔女神判2 2 (チャンピオンREDコミックス)

どきどき魔女神判2 2 (チャンピオンREDコミックス)

これらが一緒に掲載されているあたりが「チャンピオンRED」のカオスっぷりをいかんなく表現しているような気がしますが、正直いって今回はどっちもイマイチといいますか。


シグルイ』は、虎眼先生と牛股師範が斃れて以降はひたすら同じことを繰り返している(善良な人が出てきては藤木か伊良子と関わり、奴らのせいで死んだり殺されたり不具になったりする)ばかりでちっとも話が進まないし(原作の御前試合を全部やるつもりなんだろか)(原作のオチを漫画化するならば、第八試合「疾風陣幕突き」もやる必要があるぞ)、『どき魔女』はもうネタ切れ感がどうにも否めなくてツラいものがありました。本筋無視で枝葉末節のギャグばっかりやられても、それで作品が成立するのはマルクス兄弟ぐらいのもんだと思うです。