ジョギリよ今夜も有難う
- 作者: ジョン・ラーベ,エルヴィン・ヴイッケルト,平野卿子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2000/09/13
- メディア: 文庫
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http://www.excite.co.jp/News/china/20090401/Searchina_20090401082.html
このニュースは、中国政府の提供だそうなのでちょっと偏った書き方ですね。日本で「上映禁止」なんて措置をする権限はどの機関も持ってないんですけど。単に、配給会社が興味を示さなかっただけだと思いますけどね。
まぁ、買い手がつかなかったってのは作品が反日的だからとか質的に問題があったとかそういう理由より、「面倒くさそう」だからじゃないかというのは容易に想像が付くところです。『靖国』とか渡辺文樹の『天皇伝説』とかと同じような、ね。
- 出版社/メーカー: CCRE
- 発売日: 2008/10/01
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こういう事なかれ主義にはもう慣れっこになってしまいましたが、製作側としてはこの日本の対応をしたたかに利用しようとしているんじゃないでしょうか。
「日本で上映禁止になった」なんて宣伝すれば、ハクもつくでしょうしね。あちらのネトウヨさんも「ほーら、やっぱり日本は反省しない悪い国だ」つって大喜びしそうだ。
んで。
- 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
- 発売日: 2008/04/25
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- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2006/03/08
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この映画、元々は1977年にアメリカで公開されたものなんですが、評価が芳しくなかったため日本ではオクラ入りになり、1984年になってやっと東宝東和が公開したのでした。
7年も経って古びてしまったため、その宣伝に頭を痛めた東宝東和は、アメリカでは「12州でしか上映されなかった」という事実を逆転させ「38州で上映禁止になった」恐ろしい映画だとしてセンセーショナルに売り出し、さらに、実際の作中には出てこない「ジョギリ」なる巨大な刃物をポスターにデカデカと描き、「戦慄のジョギリ・ショックがやってくる!」というキャッチコピーで観客の期待感を煽る、という見事な誇大広告を完成させます。
80年代の東宝東和は、こういう「実際の作品に出てこない要素で宣伝する」という手法を好み、『サランドラ』の前年に公開した『バーニング』でも、作中ではちゃんと「クロプシー」という名前がある殺人鬼に、勝手に「バンボロ」という意味不明な名前を付けるという独自性にあふれるやり方でファンにトラウマをうえつけたものでした。
70年代映画懐かし地獄―あの頃映画は爆発だった! (映画秘宝コレクション21)
- 作者: 映画秘宝編集部
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2002/06/01
- メディア: 単行本
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『サランドラ』の公開初日には、東宝東和が作ったジョギリを看板につけておいたら、怒った観客が「ウソツキ」と落書きして折っていったという伝説が今に語り継がれていますが、『ジョン・ラーベ』の方にも、「一閃で中国人民100人の首を切り落とす東洋鬼刀!」とか言って看板を作り、怒った観客にへし折られるぐらいのバイタリティが欲しいところですね。
- 作者: 笠原十九司
- 出版社/メーカー: 大月書店
- 発売日: 2008/06/01
- メディア: 単行本
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