プロレスファンちょっといい話

今日のネタはこちらで。


http://nikuch.blog42.fc2.com/blog-entry-373.html


主に80〜90年代の、プロレスを愛好していた人々がその恥ずかしい行動を晒すスレです。


どれも面白いですが、「勝手に全日の興行日程&試合結果考えて大学ノートにびっしり書き込んでた」と「新日vsUインター戦のチケットが一枚あまってたので売ろうとしたら、五人の新日ファンから『自分たちがいかに新日を愛しているか』をプレゼンされた」のオモシロさは飛びぬけてますね。ぼくも前者と似たようなこと考えてニヤニヤしてたことあるし、会場で知らない人と意気投合してプロレス談義に花を咲かせたこともあるし。プオタなら大なり小なり思い当たる節があるかと思います。


ぼくの場合だと、高校のとき、学校の図書館に頼んでロラン・バルトの『神話作用』を入荷させたというのがプオタゆえの痛い行動ですかね。

神話作用

神話作用

この本に収録されている「レッスルする世界」というテキストは、プロレスのショー性を格闘技のスポーツ性よりも価値があるものとする、90年代に入りとみに理屈っぽくなった活字プロレスファンの基礎教養とでもいうべきもので、エクリチュールなんて言葉も知らないボンクラも必死で読んだものです。


ぼくがこの本をリクエストしたことを知った倫社の先生が「うちの学校にもこんな本を読む学生がいるとは!」と喜んだのですが(工業系の学校なので文系の先生は肩身が狭いのだ)、実はプロレスだけが目当てだったとはさすがに言えませんでした。