ガラスの仮面

昔、ぼくがエロゲ好きだった当時、『Piaキャロットへようこそ!!2』というゲームをプレイしたことがありまして。

Piaキャロットへようこそ2

Piaキャロットへようこそ2

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ファミレスでバイトしながら、同僚や先輩やお客さんの女の子と仲良くなるというこのゲームには、男装してウェイターをやっている女の子も登場してくるんですね。


で、この子を攻略していくと、終盤で正体がわかって、なんでそんなことをしているのか訊くと、「舞台俳優を目指している」と言い出すんです。


この子は元歌劇団女優の娘で、お母さんにあこがれて自分も歌劇団のオーディションを受けたものの、すでに四度も落選しているというんですね。

それで、少しでも演技の勉強になるかと思って、男装で働きはじめたというわけです。


客観的に見て、努力のベクトルを完全に間違っているような気もしますが(そんなことより音楽の勉強せえよ)、そのことは本人も理解していたようで、「こんなことして、演技に役立つかどうかはわからない」「バカなことしちゃった」と言って泣き出すのでした。


そして、主人公は「実は前から好きだったんだ」とこの子を抱きしめてキスをするんですが、そう思わせてしまった時点で男装は失敗だったことになるような気もしないでもないんですが、まぁその辺はあんまり目くじら立てないことにしておきます。



このニュースを見たら、そんな記憶を思い出しました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080718-00000042-mai-soci

<シャツ>少年の背に「死ね」 度胸試しが通報騒ぎ 高知

背中に「死ね」と書かれたワイシャツを着た少年が今月15日、高知市のJR高知駅などで確認された。沿線の高校には「いじめではないか」という電話が複数あり、110番通報で出動した警察官が路上で職務質問したところ、「劇団員が志望で、度胸試しのためだった」と“告白”した。警察官はカンカンで、少年は平謝り。電話があった高校は16日、緊急幹部会を開き、教頭は「いじめの風評が広がると困る」とぶぜんとしていた。


JR四国や県警によると、少年は15日朝から午後4時過ぎにかけ、高知駅など3駅で目撃された。ガーゼで右目を覆い、白色ワイシャツの背中に墨で「死ね」、灰色ズボンに「役立たず」と書かれていた。


高知駅構内で駅員が少年に理由を聞くと、「演劇の勉強をしています」と答え、4駅離れた土佐大津駅(高知市)で降りるのを列車の乗員が確認、高知駅を通じて110番通報した。南国署員が近くの路上で職務質問。「岡山県在住のフリーターで18歳」などと名乗った。

ぼくは演劇のことはよう知らんですが、こういう訓練法ってのはあるんですかね。怖い世界だ。


そういえば、ぼくはこういうTシャツを愛用しているんですが、

これ着て歩いてたら、そのうち通報されちゃうんでしょうか。

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