鎖を引きちぎれ

10月4日のエントリがえらいブクマされてて恐縮なんですが。



チェーンメールはさらに広がって、沖縄や新潟、岩手でも流れ、仙台でも新聞沙汰になっています。

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200710061700_04.html

http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=2926

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20071006_1

http://www.kahoku.co.jp/news/2007/10/20071007t13030.htm


ぼくの友人の奥さんトコにもこのメールが来たそうだし、悪意はまだまだ収束しそうにありません。


チェーンメールというと、「○人に転送しないと殺される」という不幸の手紙系とか、逆に「○人に転送すると秘蔵の着メロGET!」という特典系とかがすぐ思い浮かぶところですが、最近はこの手の注意喚起系・善意の呼びかけ系がよくみられます。

  • 2000年5月:日本医科大学多摩永山病院でAB形RHマイナスの血液が不足していて妊婦が手術できずにいる、として献血を求めるメールが流通。病院に問い合わせが殺到して診療に支障が出るほどになった。当該患者は実在していたが、血液は既に確保されており、手術は無事に行われた。
  • 2001年10月頃:悪徳業者が携帯電話に着信履歴を残し、かけ直すと有料情報に誘導され、後から高額の料金を請求される、として「かけてはいけない番号リスト」とともに注意を呼びかけるメールが流通。しかし、実際の架空請求にはコールバックの有無はあまり関係なく、かえって不安を煽るだけの結果となった。
  • 2003年2月:京都市のペットショップが倒産して、ミニチュアダックスの子犬百頭が、飼い主が見つからなければ殺処分される、というメールが流通し、心を痛めた愛犬家が役所などに問い合わせたがそのような事実はなかった。
  • 2004年10月:新潟中越地震の被災地で、大人用紙オムツが不足しているとして援助を求めるメールが、チェーンメール化して流通し、現地は過剰在庫でかえって混乱することになった。
  • 2006年9月:mixiにおいて、LAで失踪した日本人カメラマンの情報を求める日記がマルチポスト化してコピペされ、問題になった。なお、10月に遺体が発見された。自殺であった。


このように、善意によるものであっても、内容が事実に即していても、”多くの人に転送してください”という呼びかけを含むものはチェーンメールであり、限りあるWEB資源を浪費し、関係者に迷惑をかける有害なものです。


というわけですので、このエントリをご覧になった方は、自分のブログに転載するなどしてなるべく多くの方に知らせてください。



…ん?何かオレおかしいこと言ってる?