Wig in a box

岩手県の寒村で生まれたぼくにとっては、いま暮らしている仙台は大都会の部類に入るわけで、日々アーバンライフを満喫しているのですが、それでも時にはイナカモノの悲哀を感じさせられることもあるのです。


ファッションとかオシャレとかはよく知らないから別にどうってことないんですが、娯楽の格差はいかんともしがたい。


最近は外タレのコンサートもほとんどないし、映画だって、ショッピングセンターのシネコンでかかるのは難病ものとポケモンばっかりで、ぼくが観たいもんはちっとも上映してくれません。


クエンティン・タランティーノの『デス・プルーフ』とロバート・ロドリゲスの『プラネット・テラー』、それにイーライ・ロスロブ・ゾンビらによるフェイク・トレイラーを加えた『グラインドハウス』は、この形態で上映することに意義があるものなのですが、日本では東京と大阪だけでしか二本立て興行はやらず、地方では別々に上映するバージョンしか観れません。


http://d.hatena.ne.jp/samurai_kung_fu/20070824#p1

東京・大阪近縁に住む人で、この『アメリカバージョン』の鑑賞を逃した人は生涯その事を悔いるのは間違いない。人生における失点を1つでも食い止めたい人は劇場へ向かえ。

東京に住んでないと、悔いや失点が自然に増えていくことになるのです。



それからこれも。

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これ、雑誌かなんかで「全編本番SEXの過激映画」みたいに取り上げられてたんですが、よく見ると『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』のジョン・キャメロン・ミッチェルの作品なんですね。

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実はあの映画がすげえ好きでして。

  • 愛の起源(字幕つき)


愛するというのは、かつて失った半身を取り戻そうとすることである、という。

生涯、ついに愛というものを知ることのなかったわたしですが、この物語には魅かれるものがありました。


人は一人では生きていけない。

しかし、一人でしか生きていられない。


今度の『ショートバス』も同様のテーマを持ち、ぜひ見たいと思っているのですが仙台では上映の予定はありません。


また、『ヘドウィグ〜』に魅せられた性的マイノリティの若者のため、著名なミュージシャンがチャリティアルバムを制作するというドキュメンタリー『ヴォイス・オブ・ヘドウィグ』も公開されます。
映画「ヴォイス・オブ・ヘドウィグ」公式サイト

しかしこれも、今のところ東京と大阪のみ。



シネコンさんよ、少しはこういう映画も上映してくれよ!
一日に五回も『伝染歌』やる余裕があるんだったらさ!