Born to raise hell
ガース柳下叔父貴監修の『20世紀の冷酷犯罪史』がレンタル屋に置かれてたので、とりあえず借りてみました。
- 作者: ドキュメンタリー
- 出版社/メーカー: アーティストハウス
- 発売日: 2007/04/27
- メディア: DVD
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まずは『サイコ』を。
このディスクでは、「ナチスのユダヤ人虐殺」「”殺人ピエロ”ジョン・ウェイン・ゲイシー」「ガイアナ人民寺院と教祖ジム・ジョーンズ」「看護学生8人をレイプ・殺害したリチャード・スペック」「『サイコ』『悪魔のいけにえ』のモデルになったエド・ゲイン」といったおなじみの面々について紹介されています。
まぁあんまり目新しい要素はなかったんですが、リチャード・スペック事件で生存者のコラゾン・アムラオが作った似顔絵が出てきて、これが超ソックリだったのには驚きました。実録殺人マニアなら、誰もが一目見て「あぁ、リチャード・スペックね」と言うと思います。
日本では、帝銀事件にしろ三億円事件にしろ、目撃者の証言によるモンタージュ写真はあてにならないというのが常識になっていますが、アメリカでは違うんでしょうかね。
で。
この事件は、若松孝二監督の映画『犯された白衣』のモデルになっています。
[rakuten:cinema:10058286:detail]
若松監督は、「なぜ一人だけ殺されなかったのか」という点に注目し、パートカラー(ショッキングな場面だけカラーになる)のザラザラした画面で、愛を求めつつ憎悪でそれを破壊せずにおれない男の、観念的なドラマが繰り広げられます。
実際には、犯人がちゃんと被害者の数を数えてなかっただけなんですけどね。
あと、この映画で、犯人役の唐十郎は拳銃を使ってナースを脅し、殺害していくんですがこれがワルサーP38なんですね。
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前にも書いたことがあるんですが、この銃ってなーんかふざけてる感じがするんですよね。
シリアスな映画にこの銃が出てくると、どうも気になってしまいます。
さて、続きも借りてきて見るか。