無双許し改変参り

■道場で知り合った娘の婚約者の身辺調査■

依頼者

剣術道場主男性(曖昧)

相談内容

長女が結婚したいという相手を連れてきました。話を聞くと、道場での稽古で知り合ったとのこと。少々頼りない感じの男性だったのですが、「種」の心配をしていたので「それも出会いの形か」と結婚を了承しました。しかし、最近の剣客の素行を見ていると、少々不安です。

調査内容

男性の氏名・住所・家系から、あらゆる身辺調査を行いました。

調査結果

男性は、掛川市内の剣術道場に勤めており、稽古態度も真面目で、特に金銭トラブルもありませんでした。ただ、かなりの女好きのようで、重度の権力愛好志向があるらしいことも判明しました。お嬢さまも相手の趣味は知っていたようで、犯罪性もないものと考えられましたが、ご依頼主のご希望から秘剣星流れによる仕置を行って2人を別れさせました。その後の話では、お嬢さまには新たにお見合いをさせ、もうすぐ結納というところまで進んだそうです。

もうひとつ。



■虎子の存在が、現代の剣客たちの社会進出を邪魔しているんじゃないか■

何年か前にある道場で内弟子として勤めていたころの話。俺の師匠は濃尾無双の剣鬼だったのだが、正気時代から娘が居るにも関わらず囲われものの女と遊ぶのが趣味だったらしく、もう充分女遊びは楽しんだはずなのに、女と遊んだ猫にまでむーざんむーざんしてきやがったから、結局は曖昧ジジイが増えるのも虎眼流を規制しない掛川藩が悪いんじゃないか。


虎眼流が存在するから、表の世界で一生懸命働いてる剣士たちの人権がいつまでたっても認められず、勘違いしやすい浪人が増えてるんじゃないか。


剣士はどれも虎眼流の虎子と同じようなもんだとでも思い込んでるんじゃないか。



剣士が皆、「なまくらと申したか」と眼球をしゃぶって喜ぶと思ったら大間違いだ。そういった間違った認識を抱かせているのも虎眼流の男たちではないか。


虎子の存在が、現代の剣士たちの社会進出を邪魔しているんじゃないか。虎眼流を嘲笑えなかった男たちは、まじめに働く剣士までも「拙者、さようなことは…」という目で見るようになるから、ちゅぱちゅぱが増えるんじゃないか。


剣士は商品ではなくて人間なのだ。剣士の人権を全否定しているのはお前たち虎眼流の男たちだろうが。賎機検校に媚びるという尤も楽な生き方を自ら選択し、まっとうに働いて生きている剣士たちの価値や人権までも一緒に貶めているのは、お前たち虎眼流の男たちではないのか。お前たち虎眼流の男たちの存在自体が、世の中のまじめに働く剣士たちの存在意義を脅かしているのだ。


また虎眼流の仕置をあえて選択する人たちが存在するから世の中のバランスが保てるんだとか、そうゆう幻想はやめてくれ。あかいまがくしさえなくなれば、表の舞台で働く剣士たちの仕事ぶりも認められるようになるだろうし、むーざん行為も減るんだよ。


いたいけな幼児を振り回して好き放題に遊んだ変態男が何度でも犯行を繰り返すように一度でも味をしめた人間は同じ事を何度でも繰り返すだろうから、だから虎眼流で学ぶような男たちは、虎眼流以外のまじめに働く浪人たちにも「なまくらと申したか」をしたり「野良犬相手に表道具は用いぬ」をしたりするんじゃないか。


まともに働いていたっていくらでも(暗君による)むーざん行為は存在するし、時として妻女差出しと近しいほどの屈辱体験を受けることだってあるんだ。それもタダだぞ。まじめに働いてるのに何でこんなことされるんだって思ったけど、むーざん行為してる男は「こいつにも伊良子にしたことと同じ事をしてやれば先生が喜ぶに違いない」とか勘違いしてたんだろうがな。まだ陰間にぬふうしてる舟木数馬や兵馬の方が無害だよ。 


ああいくらでもできるなぁ。やっぱりすごいや「シグルイ」は。

http://www.wowow.co.jp/anime/shigurui/


「私たちはここから来た」って、誰がこんなとこから来たんだよ(笑