未来へ道連れ

というわけで「時をかける少女」観てきたわけですが。

http://www.kadokawa.co.jp/tokikake/

実は原田知世版も観てないし、原作も読んでないのでその辺の比較とか持ち上がりキャラとかよくわかりません。

時をかける少女 [DVD]

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時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫)

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タイムスリップを描いた作品は数多くありますが、その描き方にちょっと気になる点が。たとえば、こちらの「サマータイムマシン・ブルース」では、一日単位でのタイムスリップを繰り返して、タイムパラドックスを解消するべくボンクラ学生が奮闘しています。
映画ドラえもん のび太の大魔境 [DVD]

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ドラえもん劇場版「のび太の大魔境」では、苦境に陥ったドラえもんたちを助けるために未来の自分たちが完全武装で現れ、助けられた「現在」ののび太たちは、「過去」ののび太たちを救うためにまたタイムマシンに乗らなくてはならない、というこちらもタイムパラドックスを扱ったラストになっていました。


これらの作品では、昨日にタイムスリップするとそこには「昨日の自分」がいて、「昨日の自分」と「今の自分」が二人同時に存在することになります。


しかし、今回のアニメ版も含む「時をかける少女」では、主人公が昨日に向かってタイム・リープを行うと、自分は「今の自分」の意識を保ったままで「昨日の自分」に戻っており、二人の自分が同時に存在するということにはなりません。


で。
※以下ネタバレ含む




















今回のアニメ版では、主人公である真琴の親友、千昭が実は未来から来た人(原作でいう深町)であり、タイム・リープ能力も彼が持ち込んだアイテムによるものでした。


千昭は、真琴の異常な言動から彼女がタイム・リープしていることを察知するのですが、彼は、真琴がリープして何をしているのかを知ることはできません。



なんかこの設定、どっかで見たなぁ。





…そうだ、「バイツァ・ダスト」だ!

ジョジョの奇妙な冒険 45 (ジャンプコミックス)

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若者たちのさわやかな青春恋愛模様を描いて好評なこの作品ですが、千昭が真琴にキラークイーン・バイツァ・ダストを仕掛けていると思って観ると、ひと味違う感覚が味わえます。