油谷さんの転落

極楽とんぼ山本圭一が不祥事を起こして解雇されましたね。


吉本興業のタレントの不祥事というと、横山やすし島田紳助の暴力事件がすぐに思い出されるところです。

天才伝説 横山やすし (文春文庫)

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風よ、鈴鹿へ (小学館ライブラリー)

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紳助の場合は、相手が吉本興業内部の人間だったために会社・業界ぐるみでの擁護活動がなされ、「涙の記者会見」によって落としどころという実に日本的決着となりましたが、やすしの場合は親子二代にわたるタクシー運転手との抗争という外部の人間に対するものだったため、会社・業界ぐるみでの排斥活動がなされるという、実に対称的な対応だったのが印象的でした。


今回も、業界外の人間が相手ということで業界ぐるみでの排斥運動になるんでしょう。


そういえば以前、板尾創路が中学生との淫行で謹慎していたとき、業界ぐるみでの排斥ムードの中、松本人志が一人で必死にかばい続けていたことがありましたが、今回の山本をかばってくれる兄貴分はいそうにないですね。


相方すらかばってくれないんですからねぇ。



さてさて。



今回のスキャンダルから、即座に連想したのがハリウッドのコメディアン、ロスコー・アーバックルのスキャンダルでした。

悲惨な世界〜でぶ君の転落

取り巻き連中に囲まれ、ホテルの部屋で乱痴気騒ぎ、しかし女が死亡してさぁ困ったというもの。

女が死んだこと以外はそっくり同じですね。


ちなみにこれって、のちのレッド・ツェッペリンのスキャンダル(サメのあれ)にも影響を与えていると思うのですが。

こちらの本で検証されていますが、尾ひれがついていく過程はよく似ています。



今回のスキャンダルでもっとも心配なのが、山本が出演しているドラマ「東京タワー」の放送が中止されるのではないか、ということです。

http://www.fujitv.co.jp/tokyotower/index2.html


大泉洋の全国区初主演ということでどうでしょうファンが大注目していたのですが、こんなことでミソを付けられてしまうのであればあまりに残念です。

子連れ狼 第一巻 DVD-BOX

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子連れ狼」なんか、大五郎がほんとうの冥府魔道に堕ちてしまってもちゃんと放送してるんだから、山さんぐらいどうってことないと思うんだけどなぁ。