On theライス

日本人なら、誰しも「これさえあればゴハン何杯でも食べられる」というものがあると思います。


このテーマは誰の興味も惹くようで、テレビでもこれを取り上げると数字が伸びるといわれており、コメ離れが叫ばれる昨今にあってもやはり、日本人にとってコメは特別なモノだということを思い知らされます。


キャベツの丸かじり (文春文庫)

キャベツの丸かじり (文春文庫)

鯛ヤキの丸かじり (文春文庫)

鯛ヤキの丸かじり (文春文庫)

東海林さだお先生は、このテーマを「あれも食いたいこれも食いたい」の連載において繰り返し取り上げており、そのテーマの持つ磁力が伺えます。



一度目は、「シンドバッドの時代に冒険旅行に行き、王様の不興を買って死刑を言い渡される。執行を前に、ゴハンに一品だけ好きなおかずを付けてくれる」という過酷な条件付けのもとに考察がなされ、その結果として、

  • 1位:生卵
  • 2位:塩鮭(腹の皮のところ)
  • 3位:納豆(ネバネバを重視)
  • 4位:メザシ

ということになりました。


二回目では、「朝、定食屋に入ったものの、お金がなくて一品しかおかずを付けられない」というこれまた過酷な条件のもと、朝食という限定された世界での考察がなされ、その結果として、

  • 1位:納豆
  • 2位:生たまご
  • 3位:アジの開き

と、なっています。


また、これは以前「トリビアの種」で取り上げられたこともありました。


その際には、

  • 1位:明太子
  • 2位:納豆
  • 3位:キムチ

という結果になっています。


で、この結果に対して、「キムチ」と聞いただけでもう捏造という言葉しか思いつかない人たちが疑惑を感じ、立てていたスレッドがこちら。
http://guideline.livedoor.biz/archives/50601889.html

「キムチは飯に合わない。在日の組織票だ」ということですが。

ただし、キムチという食べ物は商品によって当たり外れが大きく、また、発酵食品なので発酵の度合いによって同一商品でも味にぶれがあり、美味しいものにめぐり合っていないという方も多いかと思います。


個人的な経験からいうと、白菜キムチより大根キムチの方が当たり外れが小さいように思われます。
牛角から発売されている「べったらキムチ」は、マイルドで甘みがあり、かつ辛味にコクがあるので初心者にもオススメ。



と、キムチの美味しさについて擁護してきましたが、わたしの「ゴハンの友ランキング」を発表しますと、

こうなりました。


3位の海宝漬は、子持ちめかぶに、三陸イクラとアワビを混ぜ込んだというとっても贅沢な一品。

この世のものとも思えないほどうまいのですが、なにしろ高価なのであまり思い切って喰えないというのが、「何杯でもゴハンが喰える」というコンセプトにおける大きな減点ポイントになりました。

閲覧者のみなさまへ

本日のエントリでは、広くコメントをいただきたいと思います。
読んでくださっている方の中に、「常連が多くて敷居が高い」「内容がアレ過ぎて絡みづらい」という方がいらっしゃいましたら、この機会にどうぞ「myフェイバリット飯の友」をお書き込みください。