Enter the fire
秋田の小学生男児殺害事件で、逮捕された容疑者が、自分の娘の水死についても新たな供述を始めたそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060714-00000057-mai-soci
この人の供述は二転三転していて、もう何を言ってきても真実味が感じられなくなってきました。
今回は「川を見せていて、橋の欄干から転落した。気が動転して助けを求めなかった」とのことですが、これだってずいぶん不自然ですよねぇ。
「サクラマスの描かれた漫画を読んでいた」って、どんな漫画でしょうか。「釣りキチ三平」か?
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ところで。
この容疑者の顔を見ていると、どうしてもこの人を連想してしまうのはわたしだけですか。
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グラビアアイドルに似た犯罪者というと、熊田曜子に似た放火魔もいましたね。
http://www6.atwiki.jp/blog-enjyou/pages/15.html
(↑まとめサイト)
たしかに、まぁまぁ似ています。
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さてさて。
芸能人にあやかった放火魔というと、イギリスのピーター・ディンズデールが有名ですね。
1960年、マンチェスターで売春婦の父なし子として生まれたピーター。
生まれつき右手が不自由で癲癇の症状もあった彼は、養護施設に預けられますが、今度はそこで同性愛者に犯されるという悲惨すぎる幼少時代を過ごします。
そんな彼は、9歳のときに初めて放火を起こします。
ショッピング・アーケードを全焼させたこの犯行を皮切りに、その後11年にわたって彼は放火を続けていきます。
「オレの頭の中にあるのは火だけだ。火がオレの主人だ、オレは火に従う」
のちに逮捕された際、彼はこう供述しています。
この言葉のとおり、彼の犯行はすさまじいものでした。
73年には、初めて死者が出ます。犠牲者はまだ6歳でした。
74年には、イタズラを注意された腹いせに、寝ている老婦人に直接灯油をかけて火をつけるというすさまじい犯行。
77年には老人ホームに火をつけ、11人が焼死するという大惨事を起こします。
こうして、逮捕されることもなく順調に、放火魔としてのキャリアを伸ばしていったピーター。
79年には、ある映画を観て頭がスパークします。
映画の主演俳優にあやかって改名した彼は、その年の暮れ、ホモ仲間の家に放火して殺害するという事件を起こします。
警察は、ハッテン場に張り込みを付け、公園のトイレにたむろするホモ40人を取調べ、みなが「知らない」と容疑を否認する中、一人「そんなつもりじゃなかった」と口走った男を拘留してさらに取り調べ、ついに、過去11年にわたって放火を続け、26人を死に至らしめた容疑者が逮捕されたのでした。
精神に障害あり、として刑務所には送られず、精神病犯罪者専用の施設に収容されたその男。
その名もブルース・リー。
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「熊ぇり」も、ブルース・リとかドラゴン・リーとかブルース・ライぐらいにはなれたかもしれませんね。