急いで口で吸え

仙台フォーラムにて「立喰師列伝」観てきたですよ。
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立喰師列伝

押井守監督の知り合い*1の写真を撮り、デジタル加工してアニメにするという例のスーパー・ライヴメーション手法は、最初はすごく違和感がありますが、慣れてくると（だいたい開始から10分くらい）気にならなくなります。

で、内容の方はというと。

闇市の時代からバブル崩壊後までの、日本戦後史を「立喰師」というマレビトの動向を語ることによって描いていくという、一種のモキュメンタリーになっています。

登場する立喰師たち、「月見の銀二」や「ケツネコロッケのお銀」といったキャラたちは押井監督の作品にすでに登場しているので、もうおなじみだという方もいらっしゃるでしょう。

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わたしも、「立ち食いのプロ」という語感のおかしさだけは、なんとなく覚えてました。

今回の映画は、全編を通して山寺宏一のナレーションで語られています。

おかしな内容を真面目くさって語っていく、その語り口はちょっと「スネークマンショー」の伊武雅刀を彷彿とさせるものがありました。

スネークマンショー (急いで口で吸え!)

寺田克也が観覧車に乗るシーンでは、ちょっと「ファイト・クラブ」の吹替版を連想させるものもあります。

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この映画でもっとも持ち味を発揮した出演者といえるでしょう。

あと、榊原良子も顔出しで登場します。

普通のおばさんでした。

*1:樋口真嗣とか寺田克也とか河森正治とか