ドレッシングルームから愛をこめて
そういうわけで、ボブ・サップなんですけども。
http://www.so-net.ne.jp/feg/report/20060514r.html
もうリングに上がるつもりはない、としか思えないようなキレぶりですね。
今のサップに、億単位の違約金を払ってくれる移籍先があるとも思えないし。
今回のドタキャン事件ですが、プロレス史を紐解いてみると、先例がないことでもありません。
有名なのは、1978年3月の「エル・カネック敵前逃亡事件」と、1985年12月の「ブルーザー・ブロディ IWGPタッグ決勝ボイコット事件」ですね。
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カネックの場合は、「白人レスラーたちによるいじめ」「山本小鉄の説教」「覆面剥ぎマッチの強要」という同情すべき事情があったといわれています。
また、ブロディの場合には「ジョブ」を要求されたブロディがキレたのが原因という説が有力ですね。
付き合わされたジミー・スヌーカが気の毒だ。
今回のサップの場合は、サップ側から飲めないような条件を提示してきたのが原因、とFEGサイドはアナウンスしているようですが、こういうのは両方の話を聞いてみないとなんともいえません。サップ側の会見が待たれるところではありますね。
最初は、「アクシデントにより」と発表していたようですが。
「控え室でのアクシデント」と聞いて最初に連想したのは、「餓狼伝」小説版で、姫川勉との試合を前にした丹波文七の控室を、葵文吾が急襲する場面でした。
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漫画版でこのシーンが描かれるのはいつのことになるのやら。
板垣恵介先生の絵で、葵三兄弟の姿が早く観たいです。
なんか飛丸がすげーバカに描かれる気がする。
実際のプロレス史でも、バディ・ロジャースがカール・ゴッチにいわされたとか、グレート・アントニオがゴッチとビル・ミラーにボコボコにされたとか、ドレッシング・ルーム関連のエピソードはいくつも伝わっています。
今回のサップにも、そういう武勇伝のひとつもあって欲しかったですね。
♪
きつく