あんたこの世をどう思う

地獄少女」というアニメがありますね。

火星の女 (夢野久作の少女地獄) [DVD]

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いやいやこっちじゃなくて。
地獄少女 2 [DVD]

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↑こっちの方。

タイトルから、なんか犬木加奈子とか日野日出志みたいなのかと思っていたのですが。

不思議のたたりちゃん 1 (講談社コミックスフレンド)

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地獄小僧 (ちくま文庫)

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これらとは似ても似つかない美少女ですね、地獄少女は。


んで、後者を映画化したのが、

これ。ウソです。これです。
コイツの母親が山本未来。どういう汚れ役ですかそれは。


まぁそんなこんなで(どんなんだ)とくにチェックしてなかったんですが、実はこのアニメは「現代版必殺」と評されているらしいです。

人の世は、えにしと申します。結んだ糸が絡みつき、脆く哀れな彼岸花
怒り、悲しみ、涙に暮れて。午前零時の帳の向こう、晴らせぬ恨み、晴らします。

室井滋によるナレーションも、早坂暁が書いたのかと思う文面ですね。
「晴らせぬ恨み、晴らします」というのはあまりにもそのまんまでしょう。


お金で依頼するのではなく、人を呪い殺すことの代償として依頼人も死後地獄に堕ちることになる、というのは必殺というより「スカイハイ」のような気もしますが。

スカイ・ハイ [DVD]

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(↑だからこれじゃないって。なんだよこの偽スパイキッズ。なんでこんなのに出てんだよカート・ラッセル。おれたちのスネークをどうする気だよ)
スカイハイ(1) [DVD]

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釈由美子能登麻美子というラインなんでしょうかね。釈かわいいよ釈ってことですか。



さてさて。



必殺シリーズのナレーションはいろんな人がいろんな口上を述べてますが、個人的にいちばん好きなのは宇崎竜童がやった「必殺仕業人」ですね。

必殺仕業人 VOL.1 [DVD]

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あんた、この世をどう思う? どうって事ねえか。あんたそれでも生きてんの?
この世の川を見てごらんな。石が流れて木の葉が沈む。いけねぇな。
おもしろいかい? あんた死んだふりはよそうぜ。
やっぱり木の葉はピラピラ流れてほしんだよ。石ころはジョボンと沈んでもらいてぇんだよ。
おい、あんた聞いてんの? 聞いてんのかよ。
あら、もう死んでやがらぁ。
あ〜、菜っ葉ばかり喰ってやがったからなぁ…

死んだふりはよそうぜ。