他人の顔 - 男の魂に火をつけろ！　～はてブロ地獄変～

今年になって最初に買った漫画が「一騎当千」だというのは、我ながらなんだかなぁという気がしますが事実なんだから仕方がないですね。

塩崎雄二先生の絵は、開始当初から比べると明らかに上達しています。

デビュー当初の作品と比べると、もはや同じひとが描いてるのかどうか判別できないほどですね。

この作品は、立川宜子主演でビデオ化もされましたので知っている方も多いでしょう。

考えてみれば、Vシネの原作になるような作品を描いてた人が今みたいなオタク向けにシフトしてくる、というのは珍しいキャリアの積み方ですね。

しかし。

塩崎先生、絵そのものはすごく上手いと思うんですが、困ったことにみーんな同じ顔なんですよ。

髪型とか服装とか顔色とかでしか個人を判別できないという。

９巻では、表紙に描かれているキャラの典韋が、呂布の墓参りに来ていた呂蒙を襲撃して壮絶な死闘を演じます。

で、決着がついてから、呂蒙の左目に隠された秘密をめぐって回想シーンへと突入していくわけですが。

困ったことに、中学時代の呂蒙は眼帯がない上に髪が長く、さっき右腕をもいだ典韋とまったく区別できないんですよ。

で、10巻では呂蒙と劉備の中学時代からの因縁が解説された後、新たなキャラクターとして蒋幹というひとが登場してくるわけですが。

これが白っぽい髪のツインテールで、困ったことに呂布の肌が白くなっただけにしか見えないんですよ。

塩崎先生、「バトルクラブ」でも同じ顔の人をよく登場させてます。

「一騎当千」の関羽と「バトルクラブ」の滝廉太郎部長は髪型から肌の色からまったく同一人物にしか見えません。

他作品の間でも、コピーして使いまわししてるんですかねぇ。

…あ、けなすつもりはないんですよ。
絵柄はすごく好きです。

中野貴雄監督みたいな、女闘美が好きな方は是非どうぞ。