七人のサムライミ
というわけで「七人のマッハ!!!!!!!」観にきてるわけですが。
観客も七人しかいません。
…142人入るシアターなんですよ。
というわけで観てきたですよ
ん〜、正直言ってストーリー的にはかなり難がありましたねぇ。
村を占拠したテロリストの行動もいまいち意味不明だし、特殊部隊の対応も釈然としないし、機関銃で武装したゲリラに対する村人たちの対抗策が、「ワーッと叫んでみんなで突進する」ってのはないでしょう。
結局、何人生き残ったんだよ。
主人公たちは何発撃たれても死なないし、仲間たちがスポーツ歴を生かして戦うシーンも無理がありすぎる(わざわざ平均台とか段違い平行棒の上で戦ったり、戦場になぜかサッカーボールがいっぱい落ちていたり、敵がいきなり丸腰になったり銃剣を振るったりして仲間の得意技の都合に合わせてくれたりする)し、ご都合主義にも程があると思います。
でもね。
この映画はそういう映画ではありません。
スタントマンたちのびっくりアクションを心ゆくまで堪能できれば、それでいいじゃないですか。
オープニングでは二丁拳銃&スローモーションというジョン・ウーっぽいタッチと、トレーラーがスラム街の掘っ立て小屋をなぎ倒して走っていくという「ポリス・ストーリー」風の場面があり、監督の香港映画への傾倒が見て取れます。
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ところで。
タイトルは「七人のマッハ!!!!!!!」で、確かに主人公の刑事&テコンドー使いの妹、サッカー選手、体操選手&女子体操選手、セパタクロー選手、ラガーマン(痩せ型)と七人の異色キャラはそろっているのですが、この他のキャラの活躍の方がむしろ目立ってたという印象がありました。
お爺ちゃんが弾切れになった銃を捨ててムエタイで戦うシーンとか、幼児ムエタイ県チャンピオンの幼女が、父の仇にシャイニング・ウィザードを決めるシーンとか。
村長の息子が、テロリストのリーダーをロケットランチャーの直撃で肉片にするシーンとか。
なんで「七人」を強調する必要があったのかなぁ。
「バトル7」との相乗効果を狙ったんでしょうか。