言論統制の実例

わたしの師匠である(と勝手に思っている)町山智浩さんの日記で、「SW3」の批評について配給会社からクレームがついて修正させられたという実例が載ってました。
オレの書いた「スターウォーズ」評を配給会社が検閲! - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

こんなやり方は逆効果だってことにどうして気付かないのかなぁ。
絶賛する記事ばっかり載ってれば、みんなが観に来ると思ってるのかなぁ。
いつまでたっても無くならない、映画館の前でバカそうな客に「感動しましたぁ」とか言わせるCMもそうだ。観客をバカにするのもいいかげんにしてほしい。


圧力の懸け方もいかにも日本らしい陰湿なやり方で、ルーカスに対して恥ずかしいです、他人事ながら。「今後のお付き合いは考えさせていただく」だって。いやらしい。



言論の自由といえば、よく引用されるのがヴォルテールの言葉。


「私は、君の意見には反対だ。だが、君がその意見を言う権利は命をかけて守る」


いい言葉ですね。実際にはヴォルテールはこんなこと言ってないそうですが。


こっちの方が使い勝手がいいかな。
「民主主義社会において言論の自由を守ることによる利益は、検閲によって達成されると仮定される、いまだ達成されていない未確認の利益を常に上回る」

アメリカで通信品位法が違憲として否決されたときの、これも有名な意見ですね。



日本が自由な国だとは思っていませんが、少なくとも「不自由と嘆いてる」自由はこれからも守られていて欲しいものです。

パール

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