闇に裁いておしおきよ
先日、なにかのニュースで犯人が自宅から連行されるのを見たのですが、マンションの名前が「八丁堀マンション」というのが妙に印象に残りました。
あぁ、東京の人にとっては単なる普通の地名なんだなぁ、と。
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ほかの時代劇でも、同心の居住地として「八丁堀」という単語はよく使われますが(「八丁堀の七人」という村上弘明と片岡鶴太郎のドラマは現在放送中。見てないけど)、やはり藤田まことのイメージは強いですね。
今の若い方は、必殺シリーズといえば「必殺仕事人」を思い浮かべることが多いようです。三田村邦彦&中条きよしの登場する「新必殺仕事人」〜「必殺仕事人Ⅳ」か、京本政樹&村上弘明が登場する「必殺仕事人Ⅴ」「必殺仕事人Ⅴ激闘篇」が最も浸透していると思われますね。
たしかに、これらの後期シリーズも魅力あります。
しかし、「必殺仕置人」に代表される初期シリーズの魅力は、今もファンを魅了してやみません。
「仕置人」では、山崎努が悪人の背骨を折ると画面がレントゲンになるという斬新だった演出もさることながら、「ロシアンルーレット首吊り」や「強制公開裸踊り→川に突き落とす」「バカ殿様を下々の牢に入れて強制便所掃除」といった凶悪な制裁措置が楽しめます。ちなみに便所掃除させられるバカ殿は中尾彬。いい味です。
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以前、「開運!なんでも鑑定団」で、仕込みナギナタ(柄の部分を二つに折ると、そこも刀になっている)を持ち込まれた石坂氏は「こんなの持ってたなんて、ご先祖様は仕事人とか仕留人とかそういう人だったんじゃないの?」なんて言ってました。「仕留人」という言葉が出てくるのはさすが本人と思わされたものです。
近藤洋介が悪人の胸を掴むと、レントゲンで心臓が映り、そして心電図がピ〜っとなるという演出もステキです。
「セーラームーン」の決め台詞に「月にかわっておしおきよ」というものがありました。
「必殺仕置人」のオープニングナレーションは「闇に裁いて仕置する」というものです。
よく見たらほぼ同じですね。三石琴乃(もしくは沢井美優)が言うか、芥川隆行が言うかという違いは果てしなく大きいですが。
しかし、「おしおき」とひらがなで書くとなんとなく遊戯的な感じがありますが、「仕置」と漢字で書くと一気にハードな雰囲気になるのはなぜなんでしょう。