ツンデレの 色が綺麗と イワン言い

筋少の大車輪

筋少の大車輪

コメントいただいているid:chaaさんの日記で取り上げられていたのを見て、久しぶりに聴きたくなって、魔窟の奥からこのアルバムを引っ張り出して聴いています。

「イワンのばか」は、橘高文彦さんによる、イングヴェイ・マルムスティーンを思わせるクラシカルな速弾きが堪能できる名曲ですが、この曲で取り上げられているのは「ツンドラ」であって「ツンデレ」ではありませんね。

以前にも「ツンデレ」で1本書いているのですが、このテーマについて見ていくうちにどうしても気になるネタを見つけてしまいましたので今日も「ツンデレ」ネタです。


キーワードをたどって行って見つけたのですが、「君が望む永遠」とかいうギャルゲーに「大空寺あゆ」というキャラクターが登場するそうです。

「君が望む永遠」portrait4 あゆ

「君が望む永遠」portrait4 あゆ

あ、よく見たらしかもツインテールだし。
毒舌ゆえに「ツンデレ」というより「ツンツン」だ、と言われているらしいですが、気になるのはその口癖。


「うがぁー」

というのだそうですが、



お前は成海頁二か!?

1・2の三四郎 10 (KCスペシャル)

1・2の三四郎 10 (KCスペシャル)

成海頁二は、小林まことによる三四郎シリーズ「1,2の三四郎」「1,2の三四郎2」「格闘探偵団」に登場するキャラクター。
2m近い長身で、元空手チャンピオンの経歴を引っ提げてプロレス入り、主人公の東三四郎や西上馬乃助らとともに桜五郎の門下で保育士のバイトをしながらプロレスの修行を積みます。
で、この男、初登場当時は「極度の口下手」でした。
喋ろうとすると「あ、あ・・・」とどもり、まともに喋れるのは「好きな歌手は?」と訊かれて「松田聖子です」と答えるときだけという、ちょっとヤバいギャグが持ちネタになっていたほどです。

「1,2の三四郎2」では、プロレス団体が倒産したためにレスラーを廃業、お坊さんになって登場します。
口下手は極限までエスカレートし、台詞は「ウガ」だけというほとんどフランケンのような扱いになってしまいました。

第三弾「格闘探偵団」では、ボブ・サップにKO負けしています。

格闘探偵団(1) (イブニングKC)

格闘探偵団(1) (イブニングKC)


こんな萌えとは反対の極致であるキャラクターと、いかにも萌え萌えなキャラとが同じ台詞を喋るというのを考えると、表現というものが持つ多様性とでもいうか懐の深さとでもいうか、なんだかよくわかんないけどすごいなぁ的な感慨に囚われるのを禁じえないのでした。


ちなみに、プロレスラーの高山善廣選手がデビューしたとき、この成海にそっくりだというので一部ファンの間では話題になりました。

高山がギャルゲーの女の子と同じ台詞を話す、と想像するとどちらのファンも悶絶することでしょう。
嗚呼ノーフィアー