メフィラス星人の仕業か?

チワワ。曙。小野真弓

テレビで消費者金融のCMを見ない日はありません。
その中にあって、井上和香の出演する「プロミス」のは、際立った異様さでインパクトを与えています。

最初のころは、コールセンターで電話を受けていただけの井上氏。
それがいつしか、ビルの窓から現れたかと思うと、「マトリックス」のヒューゴ・ウィービングみたいに他人を自分に書き換えたり、小さくなってノートパソコンを担いだりと大活躍。

ついにはフジアキコ隊員のように巨大化してビルの谷間を歩く始末です。
一瞬、中野貴雄が撮ったのかと思ったぞ。

巨大女性というのは昔から根強いファンがいて、ネイサン・ジュラン監督の「妖怪巨大女」(なんちゅーひどい邦題だ)に始まり、ダリル・ハンナ主演の「ジャイアント・ウーマン」、河崎実監督の「地球防衛少女イコちゃん」、ついでに「クイーン・コング」・・・

こういう、誰のために撮ったのかわからないような作品で多くの女性が巨大化してビルの谷間を練り歩いてきた歴史があるわけです。
井上和香も、その系譜に加わったということですな。