12月の告知

それでは、12月の告知をここで。


※今月は、仙台・山形とも通常月より早めの週に開講されます。ご注意ください。

小説家になろう講座

 1945年和歌山県生まれ。コンピュータ企業にてビジネスマンとして活躍しながら、1985年に中編「犬かけて」で作家デビュー。1990年に「村の名前」で芥川賞を受賞したのを皮切りに、1999年『飛べ麒麟』で読売文学賞、2000年『遊動亭円木』で谷崎潤一郎賞、2005年『枯葉の中の青い炎』で川端康成文学賞、2006年『花はさくら木』で大佛次郎賞、2010年『許されざる者』で毎日芸術賞、2011年『闇の奥』で芸術選奨文部科学大臣賞、2012年『韃靼の馬』で司馬遼太郎賞、2013年『冬の旅』で伊藤整文学賞と、日本の主要な文学賞をほぼ制覇するという偉業を達成する。
 純文学を中心としながら、エンターテインメント性の高い作品も発表。文学の解説書や、ビジネスマン向けノンフィクションに至るまで幅広く執筆している。東海大学教授や関西学院大学客員教授も歴任し、2012年には神奈川近代文学館館長・理事長に就任。同年春の叙勲にて、紫綬褒章を受章している。
 現在、三島由紀夫賞川端康成文学賞、日経小説大賞、司馬遼太郎賞、読売文学賞群像新人文学賞、金魚屋新人賞の選考委員を務め、また、織田作之助賞を主催する大阪文学振興会の会長でもある。

Yの木

Yの木

せんだい文学塾

 1959年仙台市出身。仙台第一高校卒業。高校卒業後に上京し、週刊誌記者や電気工などの職につきながら小説を執筆。
 1984年に「木を接ぐ」(『雛の棲家』所収)で第3回海燕文学賞を受賞しデビュー。1990年『ショート・サーキット』で野間文芸新人賞、1991年には『ア・ルース・ボーイ』で三島由紀夫賞を受賞。
 その後、仙台市に帰郷し、1997年『遠き山に日は落ちて』で第1回木山捷平文学賞。同年にはノルウェーに一年間滞在する。
 2004年に『鉄塔家族』で第31回大仏次郎賞。2007年にはノルウェー滞在経験をもとにした『ノルゲ』で第60回野間文芸賞を受賞。
 また、アスベスト禍を追ったルポルタージュ『石の肺』も刊行。


 2013年には『還れぬ家』で第55回毎日芸術賞を受賞。2014年には『渡良瀬』で第25回伊藤整文学賞を受賞した。


 現代を代表する私小説作家として知られ、また、2010年より、大仏次郎賞、野間文芸賞の選考委員を務めている。


 2015年9月には、中央公論新社より最新作『空にみずうみ』が刊行された。

空にみずうみ

空にみずうみ

  • 講座テーマ:「小説とエッセイと書評はこんなに似ている」
  • 会場:仙台文学館仙台市青葉区北根2丁目7−1)http://www.sendai-lit.jp/
  • 定員:90名(先着順、定員に達ししだいしめきり)
  • 受講料:一般2000円、学生1000円、高校生以下無料
  • お申し込み/お問合せ:せんだい文学塾運営委員会 sendaibungakujuku@gmail.com TEL080-6013-5008

この講座について

  • 文芸評論家の池上冬樹先生が、アドバイザーとしてご指導されています。仙台と山形で運営母体は異なりますが、雰囲気や内容はほぼ共通しています。
  • ゲストとして、大手出版社の編集者が参加することもあります。
  • 小説家になろう講座」講座からは、「このミス大賞」出身作家の深町秋生さん、大藪春彦賞作家の柚月裕子さん、日経小説大賞を受賞された紺野仲右ヱ門さん、怪談作家として各所で暗躍中の黒木あるじさん、小説現代長編新人賞でデビューし、男性的で骨太な小説が好評な吉村龍一さん、徳間書店より『谷中ゲリラアーチスト』を刊行されデビューした織田啓一郎さんを輩出しています。
  • 「せんだい文学塾」の受講生からも、いくつかのメジャーな新人賞で最終候補まで残った方が出ています。
  • 受講生から提出されたテキスト(短編小説、エッセイなど)を教材として採用しております。一流の作家や評論家に自作を読んでもらえる、めったにない機会です。 創作をされる方は、いちど提出してみては。
  • プロ作家志望の方から、読書の楽しみを深めたい方や、ベストセラー作家の人となりに興味のある方まで、どなたでも気軽に参加できます。
  • 講座の進行としては、まず受講生にテキストを読んでの感想・作者への質問などを求めます。ついで作者による解説、それから講師による講評という流れで進めます。無言で参加することもできますが、なるべく発言したほうがより楽しめます。
  • 講座終了後には、講師の先生を交えての懇親会も開催します(会費は4000〜5000円ていど)。こちらへも参加されると、より深く楽しめます。
  • 近郊にお住まいで文芸に興味のある方、土日に東北へ旅行される方、ついでにワッシュ手作りのお菓子に興味がおありの方は、どうぞご参加ください。