日中ペルソナノングラータ

今年のミス・ワールド世界大会は中国で開催されるのですが、カナダ代表の女性(中国出身)が、法輪功への弾圧を批判していたせいか、ビザが下りず入国できないとのこと。



ミス・ワールドのカナダ代表、中国が開催地入り拒否 (AFP=時事) - Yahoo!ニュース ミス・ワールドのカナダ代表、中国が開催地入り拒否 (AFP=時事) - Yahoo!ニュース

【AFP=時事】(写真追加)ミス・ワールド(Miss World)世界大会のカナダ代表に選出された中国生まれのアナスタシア・リン(Anastasia Lin)さん(25)が、同大会が開かれる中国本土への乗り継ぎ便への搭乗を拒否され、香港(Hong Kong)で足止めされている。


 ミス・ワールド世界大会は、来月19日に中国南部の海岸リゾート都市、三亜(Sanya)で開催される。5月にミス・ワールドのカナダ代表に選ばれたリンさんは、中国政府が自分の人権活動を理由に開催地入りを阻止していると主張している。

 女優のリンさんは、中国における人権侵害に対し、映画や公共の場で積極的に非難の声を上げてきた。特に問題視していたのが、中国本土では非合法化されている気功集団「法輪功(Falun Gong)」の学習者への迫害だった。

法輪功」は、道教思想と瞑想、気功を組み合わせたもので、1990年代に広まり始めた。自身も「法輪功」の学習者であるリンさんは7月、米議会での公聴会で中国での宗教迫害について証言していた。

 リンさんは、中国の大会主催者からの招待を受けていないが、三亜への渡航を決意。観光客は同市到着時にビザ申請ができるが、リンさんは香港の国際空港で乗り継ぎ便への搭乗を許可されなかった。

 カナダ紙グローブ・アンド・メール(The Globe and Mail)は25日、中国当局がリンさんを「ペルソナノングラータ(好ましくない人物)」と宣告したと報じている。
【翻訳編集】 AFPBB News

日本では芸能人が政治的な発言(とくに人権擁護関連)をすると商品価値が下がるとされていますが、欧米ではこのような活動をむしろ求められる風潮があるので、こういう行動に出るのでしょう。
アナスタシアさんのことはよう知りませんが、写真を見ると、若いころの松田美由紀にちょっと似た美人であります。

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いかにも欧米人の好みそうな東洋美女って感じで、本選に出場したらいいところ行くんじゃないですかね。



で、日本ではこんな事例が。



中国人参加者、ビザ発給されず 歴史問題シンポ:朝日新聞デジタル 中国人参加者、ビザ発給されず 歴史問題シンポ:朝日新聞デジタル

 歴史問題をテーマにしたシンポジウムに参加するため訪日を予定していた中国人12人について、日本政府が入国査証(ビザ)を発給しなかったことが26日、わかった。外務省は理由を明らかにしておらず、主催者側は「自由な議論を封じるもので、理解できない」と話している。

 シンポは「戦争法の廃止を求め 侵略と植民地支配の歴史を直視し アジアに平和をつくる集い」(アジアと日本の連帯実行委員会主催)。27〜29日、東京都内の3会場で開かれ、日本側の研究者らの報告や講演を受けて、韓国と中国の戦争被害者らが発言する予定だった。

 主催者によると、中国からの招待者は、旧日本軍の731部隊による細菌戦の被害者遺族ら12人。26日に来日し、12月1日に帰国予定だった。身元保証人の一瀬敬一郎弁護士が国会議員の秘書を通じて外務省に連絡を取ったところ、25日夕に発給されないことがわかったという。一瀬弁護士は「遺族らはこれまで何度も来日しており、ビザの発給を拒否されたことはなかった。極めて残念だ」と話す。シンポは予定通り実施するという。

 外務省外国人課の担当者は「個別のケースについて査証の審査の中身はお答えできない」と話している。(豊秀一)

同じやないか。