高校与太郎哀歌 - 男の魂に火をつけろ！　～はてブロ地獄変～

作者: きうちかずひろ
出版社/メーカー: 講談社
発売日: 2010/07/21
メディア: コミック
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最近はコンビニ本で『BE-BOP-HIGHSCHOOL』が出ていますが、二十年ぶりぐらいに読み返してみると、けっこう内容を忘れていて新鮮に楽しめるもんですね。

連載も後半になると、公園で立ち話して終わりというパターンが多くなりましたが、前半にはしっかり殴り合いの喧嘩をしており、立花の菊永や元城東の柴田らおなじみのキャラクターたちも、初登場時にはけっこう緊張感があって、後半のアットホーム感とはひと味ちがっていました。

とは言え、この漫画が「ヤンマガ」に連載されていたのは1983年から2003年までと古く、那須博之監督で映画化されていたのも85年から88年までで、基本的に30代以上の世代に浸透している作品だといえるでしょう。

ところが、こんなニュースが飛び込んでまいりまして。
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20100731-660214.html

44歳と15歳ＪＫがネット恋愛２年半

　１５歳の女子高生に裸の画像をメール送信させたとして、警視庁は３０日までに、児童買春・ポルノ禁止法違反（製造）の疑いで４４歳無職男を逮捕した。この男、年齢を２１歳と偽り、人気漫画「ビー・バップ・ハイスクール」のイケメン不良主役に似ていると自称。「かっこいい人」と信じてしまった少女と１度も会わずに約２年半メールをやりとりし、「おれを好きなら」と裸写真を送らせた上、生活費まで振り込ませるという奇妙な“ネット恋愛”を展開していた。

　警視庁少年育成課に逮捕されたのは、住所不定、無職山村大志容疑者（４４）。逮捕容疑は４月２７日ごろ、東京都内の高校１年女子生徒（１５）に「おれのことが好きなら証拠を見せろ」などとメールを送り、この少女の裸画像２枚を携帯電話のメールで送信させ、それを自身の携帯電話に保存した疑い。容疑を認めているという。同容疑者は主に愛知県内で暮らしており、これまで少女と１度も会ったことがなかった。

　実際の年齢は約３０歳差だが、山村容疑者はメール上では「２１歳」と詐称し、２０歳以上年下にサバをよんでいた。２人は０８年１月ごろ、インターネットのチャットサイトで知り合い、何度もメールをやりとりする関係になった。さらに同容疑者は少女に対し、漫画「ビー・バップ・ハイスクール」の主人公「ヒロシ」に「似ている」と自称していた。

　同漫画は８３年から約２０年間「週刊ヤングマガジン」（講談社）で連載され、単行本も４８巻ある、きうちかずひろ氏の作品。リーゼントの髪形で、かっこいい外見の不良高校生「ヒロシ」と「トオル」の主人公２人組が展開する青春ストーリーだ。８５年からシリーズとして映画化され、ヒロシは、演じた俳優清水宏次朗のイメージが強い。山村容疑者の青春時代、若者らに大人気だった作品だ。

　少女は、会ったことがない「２１歳、ヒロシ似」の山村容疑者を「かっこいい」と信じてしまった側面もあったと思われ、生活費約３万円を同容疑者の口座に振り込んだこともあった。同容疑者はこのほか「お前の家まで押し掛けるぞ」などと脅迫的なメールを送ったこともあったという。少女の母親が６月、携帯電話のメール内容を見て警視庁に相談したことから、事件が発覚した。

　逮捕された「現実世界」の山村容疑者は、額に「ソリコミ」が入っているように見える点はややヒロシを思わせるが、短髪で無精ひげをはやし、似ても似つかぬ「フツーの中年」の風ぼう。少女は「ヒロシ」の実年齢を聞き、ショックを受けた様子という。