8月の告知

では、今月の告知をここで。

小説家になろう講座

 岡山県出身、青山学院大学文学部卒。
 1991年『ほたる館物語』で作家デビュー。1997年には『バッテリー』で大好評を博し、野間児童文芸賞を受賞。同作は全6巻で累計1000万部を超える大ベストセラーとなり、映画・コミック・テレビドラマなど幅広くメディア展開もされた。2011年には『たまゆら』で島清恋愛文学賞を受賞。
 その他、主な作品として児童小説に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『ランナー』シリーズ、『チューリップルかほちゃん』など、一般小説に『かんかん橋を渡ったら』『もう一枝あれかし』『弥勒』シリーズなどがある。

東雲の途 (光文社時代小説文庫)

東雲の途 (光文社時代小説文庫)

せんだい文学塾

  • 8月30日(土)16時開場、16時半〜18時半開講
  • 講師:池上冬樹(文芸評論家)

 1955年山形市生まれ。立教大学日本文学科卒。文芸評論家。山形市在住。

 朝日新聞日本経済新聞山形新聞などの新聞、週刊文春小説すばるなどの雑誌で活躍中。多数の文庫解説(通算約300冊)も手がけている。2004年から3年間、朝日新聞書評委員をつとめた。

 著書に『ヒーローたちの荒野』(本の雑誌社)、訳書にリチャード・スターク『悪党パーカー/怒りの追跡』(ハヤカワミステリ)、編著に『ミステリ・ベスト201日本篇』(新書館)、共著に『よりぬき読書相談室』(本の雑誌編集部編、本の雑誌社)ほか多数。

 また数多くの文学賞の予選委員(最終候補を選ぶ)、下読み(一次・二次選考)もこなす。山形の「小説家(ライター)になろう講座」世話役、ならびに本「せんだい文学塾」のアドバイザーもつとめ、多くの作家志望者に適切な指導を行い、新人賞受賞者や作家デビューした教え子も多数。

 2014年より、宮城学院女子大学にて非常勤講師をつとめている。

 1968年台湾生まれ。福岡県在住。
 2002年、宝島社の第1回「このミステリーがすごい!」大賞銀賞・読者賞を「タード・オン・ザ・ラン」で受賞。2003年、同作を改題した『逃亡作法 TURD ON THE RUN』でデビュー。2009年『路傍』で第11回大藪春彦賞を受賞。

 スピード感あふれるストーリーと、簡潔でリズムに満ちた文体により、ハードボイルド派の新鋭として高い評価を受けている。
 
 その他、主な著書に『ファミリー・レストラン』、『ライフ・ゴーズ・オン』、『ブラックライダー』など。また、『魔人探偵脳噛ネウロ』『NARUTO』『テラフォーマーズ』など、人気漫画のノベライズも多数手がけている。

 新作は、新境地を開拓した『ラブコメの法則』。

ラブコメの法則

ラブコメの法則

この講座について

  • 文芸評論家の池上冬樹先生が、アドバイザーとしてご指導されています。仙台と山形で運営母体は異なりますが、雰囲気や内容はほぼ共通しています。
  • ゲストとして、大手出版社の編集者が参加することもあります。
  • 小説家になろう講座」講座からは、「このミス大賞」出身作家の深町秋生さん、大藪春彦賞作家の柚月裕子さん、刑務官の経歴を活かした女子刑務所小説を刊行されている壇上志保さん、怪談作家として各所で暗躍中の黒木あるじさん、小説現代長編新人賞でデビューし、第2作、第3作も続けて刊行されている吉村龍一さん、徳間書店より『谷中ゲリラアーチスト』を刊行されデビューした織田啓一郎さんを輩出しています。
  • 「せんだい文学塾」の受講生からも、オール讀物新人賞で最終候補まで残った方や、小説現代長編新人賞で最終候補まで残った方が出ています。
  • 受講生から提出されたテキスト(短編小説、エッセイなど)を教材として採用しております。一流の作家や評論家に自作を読んでもらえる、めったにない機会です。 創作をされる方は、いちど提出してみては。
  • プロ作家志望の方から、読書の楽しみを深めたい方や、ベストセラー作家の人となりに興味のある方まで、どなたでも気軽に参加できます。
  • 講座の進行としては、まず受講生にテキストを読んでの感想・作者への質問などを求めます。ついで作者による解説、それから講師による講評という流れで進めます。無言で参加することもできますが、なるべく発言したほうがより楽しめます。
  • 講座終了後には、講師の先生を交えての懇親会も開催します(会費は4000〜5000円ていど)。こちらへも参加されると、より深く楽しめます。
  • 近郊にお住まいで文芸に興味のある方、土日に東北へ旅行される方、ついでにワッシュ手作りのお菓子に興味がおありの方は、どうぞご参加ください。