初夏の夜長
このところ、夜なかなか寝つけない。
というより、眠る気になれない。よし寝るぞ、という踏ん切りがつかない。
精神的に不安だとかそういうことではなく、むしろ逆で、夜のしっとりした空気の中で布団に寝っ転がり、スマホをいじったり本を読んだりしているのがあまりに快適で、この時間をもっと長く味わいたいという気持ちになり、結果として慢性的な寝不足になるのである。
とはいうものの、一年のうち、こんな感覚を味わえる季節はほんのわずかだ。あと一週間もすれば六月。衣替え、梅雨、などなどイヤなワードが聞かれるようになり、不快指数はぐんぐん増していく。オレの体感的不快指数は、温度が上がるにつれて常人の20倍ほど急速にアップしていくんである。
というわけで、毎朝フラフラになりながら、今夜も初夏の夜長を楽しむのである。明日は休みだから、午後まで寝ても大丈夫なのだ。
- 作者: 坂口安吾
- 出版社/メーカー: 青空文庫POD[NextPublishing]
- 発売日: 2014/06/01
- メディア: オンデマンド (ペーパーバック)
- この商品を含むブログ (1件) を見る