それぞれの「あの日」


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鈴木みのるが、2011年の3月11日に、石巻市で予定されていた全日本プロレスの試合に行く途中、宮城県内で地震に遭遇したときのことを、ブログで書いています。



巡業バスで一夜を明かし、東京へ帰る途中、道の駅でトイレ休憩をとっていた全日本プロレス一行。

そこで一人の青年がバスをみつけ話しかけてきた。
振り絞る様な声で、
でも目はまっすぐに、
力強く話しかけてきた。


「ジツは昨日石巻の全日本を観にいく予定だったんです。観にいく途中に街がこんなになっちゃって。今も家族とは誰とも連絡がとれてません。でも、でも、街は必ず!必ず僕達がなんとかします!みなさんは早く東京に逃げて下さい。そして街は僕らが必ず…必ず元通りにします!プロレスは僕らにとって本当に大切なものなんです。必ずまたプロレスをみせに来てください。街は僕らがなんとかしますから。お願いします。」


最後は涙混じりの声だった。


ぼくもこの3年間、自分の体験を何度もブログで書いたりツイッターでつぶやいたりしてきましたが、百万人いれば百万とおりの被災体験があるわけで、こうやってそれぞれの「あの日」を語ることも、大きな悲しみを消化してなおかつ風化させずにおくために、大切なことなのかもしれないなあと思ったのでありました。