家族の肖像

今日はとくに多くを語りません。このエントリを紹介するにとどめておきます。


「ちゃんとした子どもを作って国力増強!」と連呼する婚外子差別のメンタリティ | 武田砂鉄 「ちゃんとした子どもを作って国力増強!」と連呼する婚外子差別のメンタリティ | 武田砂鉄



3日前のエントリでもネタにした西田昌司議員と、華原朋美との交際が報じられた竹田恒泰による、フジテレビ「報道2001」での発言が解説されていますが、とにかくすごい。

西田

 ちゃんとした家庭で、ちゃんとした子どもを作ることによって、ちゃんとした日本人が出来てですね、国力も増えるんですよ

竹田

 平等っていうのは、あくまでも原則なんですね。原則があるってことは例外があるんですよね。じゃあどういう時に例外を作っていいかというと、合理的な理由に基づいて区別もしくは差別というかはともかくにして、合理的な理由があれば原則はなくしていい

西田

 人間っていうのはただ単にオスとメスでできているんじゃないんですよ。家族がいるわけですよ。家族というのはね、普通はね、親がいて、上を見て、まわりの兄弟もいて、そういう形でみんな育ってきてね、それを何でもいいから産んでくれれば、ただひとりの子として育てていきますというのは、これはかつて共産主義社会の中でそういうことが言われたことがあったけども、それは家族否定で人間否定なんですよ


すごいですねぇ。普通だったらこんなこと、とても口に出せませんよ。


ちなみに、竹田恒康は「明治天皇の玄孫」というのが売りですが、彼の曾祖母は明治天皇と側室の間に生まれた婚外子(そもそも明治天皇昭憲皇太后の間に子はいない)だったりします。まぁ、彼らのいう「ちゃんとした家族」像ってのはあくまで下々に押し付けるものであって、特権階級には適用されないんでしょうな。

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