9月の告知

では今月の告知です。


小説家になろう講座

1958年福岡県生まれ。父親は直木賞作家の白石一郎。双子の弟は小説家の白石文郎。早稲田大学卒業後、文藝春秋に入社し、「文藝春秋」「諸君」「週刊文春」などの編集者・記者として勤務。2000年、『一瞬の光』(角川書店→角川文庫)で文壇デビュー。各紙誌で絶賛され、ベストセラーを記録する。その後、2001年に『不自由な心』『すぐそばの彼方』(ともに角川文庫)などの秀作を発表し、2002年の『僕のなかの壊れていない部分』(光文社文庫)はロングセラーとなった。2002年、44歳で21年間勤務した文藝春秋社を退社し、専業作家となる。
 2006年、『どれくらいの愛情』(文春文庫)が第136回直木賞候補作となる。2009年『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』(講談社)で第22回山本周五郎賞を受賞し、2010年『ほかならぬ人へ』(祥伝社)で第142回直木賞を受賞する。そのほかの代表作に『草にすわる』(光文社文庫)『私という運命について』(角川文庫)がある。

快挙

快挙

せんだい文学塾

1957年東京都出身。日本大学芸術学部写真学科中退。
フリー・カメラマンとしての活動を経て、1984年に『私のサンタよ オーストラリア大砂漠4WDの旅』でノンフィクション作家としてデビュー。
1986年から1990年のパリ・ダカールラリーにドライバーとして参戦し、モーター・ジャーナリストとしても高く評価される。
1991年に『小説 KAPPA』で小説家デビューを果たし、冒険旅行記やアウトドアに関する著作など、フィクションとノンフィクション双方の領域で活躍。
2006年にはノンフィクション『下山事件 最後の証言』で第59回日本推理作家協会賞(評論・その他の部門)と第24回日本冒険小説協会大賞をダブル受賞。
2007年に小説『TENGU』で第9回大藪春彦賞を受賞。
ほか、『GEQ』『早春の化石』『MAMONO』『チャイナ・インベイジョン』など著作多数。
最新作は、東日本大震災に見舞われた東北を舞台に、探偵が謀略に包まれた事件の謎を追う『漂流者たち』。

漂流者たち

漂流者たち

この講座について

  • 文芸評論家の池上冬樹先生が、コーディネーターを務められます。仙台と山形で運営母体は異なりますが、雰囲気や内容はほぼ共通しています。
  • ゲストとして、大手出版社の編集者が参加することもあります。
  • 山形の講座からは、「このミス大賞」出身作家の深町秋生さん、大藪春彦賞作家の柚月裕子さん、刑務官の経歴を活かした女子刑務所小説を刊行されている壇上志保さん、怪談作家として各所で暗躍中の黒木あるじさん、小説現代長編新人賞でデビューし、第2作『光る牙』も好評な吉村龍一さん、徳間書店より『谷中ゲリラアーチスト』でデビューされた織田啓一郎さんを輩出しています。
  • 「せんだい文学塾」の受講生からも、オール讀物新人賞で最終候補まで残った方や、小説現代長編新人賞で最終候補まで残った方が出ています。
  • 受講生から提出されたテキスト(短編小説、エッセイなど)を教材として採用しております。一流の作家や評論家に自作を読んでもらえる、めったにない機会です。 創作をされる方は、いちど提出してみては。
  • プロ作家志望の方から、読書の楽しみを深めたい方や、ベストセラー作家の人となりに興味のある方まで、どなたでも気軽に参加できます。
  • 講座の進行としては、まず受講生にテキストを読んでの感想・作者への質問などを求めます。ついで作者による解説、それから講師による講評という流れで進めます。無言で参加することもできますが、なるべく発言したほうがより楽しめます。
  • 講座終了後には、講師の先生を交えての懇親会も開催します(会費は4000〜5000円ていど)。こちらへも参加されると、より深く楽しめます。
  • 近郊にお住まいで文芸に興味のある方、土日に東北へ旅行される方、ついでにワッシュ手作りのお菓子に興味がおありの方は、どうぞご参加ください。